tvkで放送中の音楽番組(ここ、強調 笑)、「saku saku」
MCの
ジゴロウ白井ヴィンセントと、木村カエラ、そしてゲスト(かつてはご意見番も)の面白トーク、
ジゴロウ白井ヴィンセントの「○○のうた」が人気の核です(だと思います)。
で、一介のtvk番組(神奈川近都県ローカル)が何故現在のような人気を得たのかと言えば、上記の理由に加え、ローカル放送がゆえの「自分だけ(あるいは自分達だけ)が知っている感」もないとは言えないと思います。
しかし、MC木村カエラの番組以外での活躍も増えてくると、「自分だけ(あるいは自分達だけ)が知っている感」だけではない人気もあり、「saku saku」の全国への展開が増えていきました。
以下が現在の「saku saku」の放送局一覧(
はてなダイアリキーワードより。tvk木曜日分のみを他局で放送)
北海道テレビ(HTB)毎週木曜日 25:45〜26:15
とちぎテレビ(GYT) 毎週水曜日 23:50〜24:20(2005.6月スタート)
新潟放送(BSN) 毎週火曜日 25:25〜25:55(2005.7.19スタート)
メ〜テレ(NBN) 毎週金曜日 26:20〜26:50
サンテレビ(SUN) 毎週月曜日 18:00〜18:30
山陽放送(RSK) 毎週月曜日 25:30〜26:00(2005.8.15スタート)
TVQ九州放送(TVQ) 毎週木曜日 25:55〜26:25
ここまで人気も放送地域も伸ばしてきたわけですが、今回の「北海道、名古屋で放送終了」の話。
同じ「ローカル発」で、スタッフの交流もあった人気番組「水曜どうでしょう」と随分違うなぁ、と思ってその理由をちょっとだけ考えてみました。
まず一つ目、「権利問題の処理」
tvk「saku saku」はご存知の通り、DVD発売延期の理由にもなったジゴロウなどに関する権利問題。
ゴタゴタに続くゴタゴタで、結局すったもんだあった挙句、これまた「番組の代名詞」のジゴロウの降板に至ります(その後も別問題ですが、ヴィンセントの声でまたひと揉め)。
一方HTB「水曜どうでしょう」では、再放送番組「どうでしょうリターンズ」で長らく使われた「番組の代名詞」とも言える樋口了一の「6分の1の夢旅人」という曲の権利問題。
「6分の1の夢旅人」の曲(メロディ)を20th century「always」に提供し、権利も渡したことにより、番組(リターンズ)で使えなくなってしまいました。
しかし、詞は同じ・曲は新曲の「6分の1の夢旅人2002」を使用することで、すんなりゴタゴタを回避します。
そして2つ目、「番組の向いている方向」
「saku saku」は基本的に狭義の首都圏(神奈川・東京・千葉・埼玉)向けの傾向が強い(と思います)。
一応、ネット用の木曜日はネット局の地域のことも踏まえた番組構成をしていたりしますが。
「水曜どうでしょう」はスタッフ本人が言っていたように、番組を見れば分かるように「北海道の枠に収まらない番組」。
ざっと、「saku saku」が目指していたかもしれない「水曜どうでしょう」との違いを生んだのはこの辺りではないかなぁ、と考えています。
まぁ、権利問題処理の内容・それが起こった番組内での時間(「どうでしょう」本放送終了に近い時期、「saku saku」はおそらくピーク時)も、番組の内容から向いている方向も違うのは当然、とも言えるわけではありますが。
最後にすごく個人的なことを言えば、「水曜どうでしょう」も「saku saku」も自分の中での盛り上がりは下降線です。
ただ、下落速度が速いのは「saku saku」
やはりあのゴタゴタ(ヴィンセントの変声も含めて)が・・・
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