World Motor Sport Council - Decisions [FIA]今日の世界モータースポーツ評議会決定。
【ポイント制度】
FOMからの提案を受け入れ、ドライバーズランキングは「シーズンで優勝の最も多いドライバーがチャンピオン」「同数勝利の場合は、現行の10-8-6-5-3-2-1p制に基づくポイントの多いドライバーがチャンピオン」で決する。
2位から残りの順位は、現行ポイント制度で順位を決する。
1・2・3位へのメダル贈呈はない。
コンストラクターズチャンピオンシップは変更なく影響を受けない。
なお、FOTA提案の12-9-7-5-4-3-2-1p制は却下された。
【テスト】
チームは最終戦から12月31日までの間、1日間の若手ドライバーテストを3度行うことが出来る。
若手ドライバーは、過去2年で2戦のGP出場をしていない、または過去2年で4日間以上F1マシンに乗車していない者。
また、2009年1月1日から最終戦までの間、1日×8回の直線または一定範囲面積内での空力テストが実行できる。
【メディア】
各GPの予選後、各マシンの重量を発表する。
タイヤについて、ウェットがインターミディエイトに、エクストリームウェザーがウェットに呼称変更。
プラクティス初日、全てのドライバーがピットレーンの指定された場所で自筆サインを行える状況になければならない。
予選で脱落した全てのドライバーは各セッション後、すぐにメディアへのインタビューに応じられるようにしなければならない。
レース終了前にリタイアした全てのドライバーは、帰る前にインタビューに応じられるようにしなければならない。
トップ3外でフィニッシュした全てのドライバーは、レースが終わってすぐにインタビューに応じられるようにしなければならない。
レースの間、全てのチームは少なくとも一人の広報担当を公式に決められたテレビクルーによるインタビューに応じられるようにしなければならない。
多くの2009年技術規則変更が受け入れられ、これは間もなくfia.comで利用可能になる。
【予算】
2012年まで安定した状態を保つための現行規則の下で実行される代替手段として、全てのチームは厳重なコストキャップ内でマシンを製造し運営する選択肢をもつことになる。
コストキャップは3000万ポンド(現在で約3300万ユーロ、約4200万ドル)。
これは全ての種類の全ての費用がカバーされる。
すべての助成金・無償での提供も、完全価格がコストとしてかかったと見做し、厳重な監査手順が適用される。
コストキャップを選択せず、これに縛られないチームのクルマと争うことを可能にするため、コストキャップマシンはより大きな技術的自由度が与えられる。
その技術的自由は以下の通り。
・より空力効果のある(ただし標準)アンダーボディ
・可動ウィング
・回転数制限や開発凍結のないエンジン
FIAは、コストキャップマシンが現行規則マシンと比べ、有利にも不利にもならないようにするため、自由度の調整を行う権利を有する。
2010年のコストキャップに関しては、Q&Aで。
ホンダレーシングF1チームがブラウンGPフォーミュラワンチームに、WMSCはこの要求を受け入れた。
チームがFIAと交わした契約では「ホンダ」として走ることになっていたが、彼らがその立場で走ることはもはやない。
しかしながら、新しいエントリーで走るための標準料金は必要ではない。
こうして見てみると、メルセデスエンジンの3チーム供給に関する承認に触れられてないなぁ。