Why a management buyout makes sense at Honda [Grandprix.com]HRF1に経営陣による企業買収(マネジメント・バイアウト、MBO)が囁かれる理由。
HRF1のMBO憶測は、これが非常に論理的で最も簡単な問題解決方法なため。
チーム閉鎖・解散はホンダのイメージにとって大きな痛手であり、その費用も大きなものになります。
同じ金額を使うならば、R.ブラウンとN.フライによるMBOを支援するために使うほうが賢明と思われます。
MBOは素早く企業を売却する際に有用な手法で、買い手は既に企業を深く知っていて、どんな保証も必要なく、これらは売り手側にとっていいことです。
また、MBOは企業閉鎖が予定されている中、経営陣が企業にはいい将来性があると考え、職務継続を希望する場合もしばしば利用されます。
あるいは、買収者が新たな経営陣を伴って買収することを現経営陣が知っている場合にもMBOが行われます。
チームが存続できるのなら、投資に対する収益としてホンダにもたらされるものがあるかもしれません。
また、将来ホンダがチームを買い戻す可能性を残し続けることになるかもしれず、これはそれまでの投資を保護し、日本のトップの行動を正当化する助けにもなります。
もう一つはチーム株式と引き換えに資金を得る方法。
ブラウンとフライは2つのルートの組み合わせについて作業をしているかもしれません。
報じられたミハエルの話は否定されてはいますが、ミハエルには投資する豊富な資金があり、ブラウンとの良好な関係があります。
ミハエルはこれまでチーム代表になりたいという願望を全く示しておらず、静かなるパートナーになりたがっているかもしれません。
ホンダとミハエルからの資金は、チームにより多くの資金を探す時間を与えることになります。
関係全員にリスクを伴いますが、大きな機会でもあります。
現状の最優先事項は、出来るだけ早く所有者を整理して2009年のプログラムをやっていくことです。
直近で必要なのはエンジンで、選択肢はフェラーリとメルセデスにあるように思われます。
先月のFIA・FOTA協定の後、エンジンに関しては買い手市場となっています。
よりきつくなった凍結とテスト禁止で、エンジン部門は過剰な生産能力を抱えることになり、従業員の一時解雇を避けるために供給先を広げようとしているため。