A1GP struggles on [GrandPrix.com]RABキャピタルがフィリップ・リチャーズをCEOから外したニュースは、A1GPにとっていいニュースではありません。
これはRABがA1GPに対して行った投資が正しいものではなかったと判断したという兆候のため。
リチャーズはA1GP前所有者シェイク・マクトゥムから、2006年終わりに2億ドルとも言われる額でシリーズ株式を買収。
以降、会社はA1GP株の評価切り下げを行っていて、これはA1GP株にほとんど価値がないことを示しています。
現在もシリーズは継続していますが、放送収入は小さいものと見られます。
今年からフェラーリとの提携が始まっていて、うまく行けばいつか債務を返済し、株式市場へ復帰することもできるかもしれません。
ただ、問題としては起用ドライバーの質があります。
参加国の起用可能なベストなドライバーが参加していないのであれば、「モータースポーツのワールドカップ」たるA1GPの概念は受け入れられていないことになります。
そのようなドライバーはすべてF1で戦っていて、多くのお金を稼いでいます。
A1GPがF1のライバルシリーズになるまでは、レース続行を希望する老いたF1ドライバーやステップアップとしてA1GPを利用する若手ドライバーだけが参加することになりそうです。
GP2アジアが去年できて、F2が来年からとかそんな状況ではあるものの、A1GPはフェラーリと組んだわけでそれなりにうまく行くかと思ったら・・・
マシン製作とか開催サーキットとか、今まで以上にぐだぐだになってるのがすごく心配。