Technical analysis of the Toyota TF108 [autosport.com]TF108の技術分析。
昨年のTF107は期待通りに走らず、時には速く走るもののマシンは矛盾がありました。
今年はそれほど敏感でないクルマ作りを目指し、全コースでのポイント獲得も予測可能となっています。
このために伸ばされたホイールベースと全面的に変化た空力パッケージがあります。
また、新ギアボックスと改良された冷却パッケージも持っていて、2007年からの継続はサスペンションの哲学とエンジンのみです。
ダウンフォースは最大量を求めることをせずに、1周の間でより安定的により広範囲でということを求めています。
その結果、クルマは大きく異なっているように見えます。
低いノーズは変化の最初の手がかり程度ですが、バージボード、サイドポッド全面はかなり変化しています。
事実、ターニングベインのアレンジはマクラーレン風になっています。
もっとも大きいのは、ミラーと一体の大型のポッドウィング。
サイドポッドは、チムニー・フリップアップは昨年のものを継承しているものの、サイドポッド自体ははるかにスリムです。
冷却の位置も変えています。
コクピット、エンジンカバー周りでは、新レギュレーションに沿って両サイドを厚く、その分エンジンカバーをスリムに、寸法レギュレーションに合致させるためにフィンで対応。
サスペンションは昨年から継続、ただパーツは軽量化。
ギアボックスは新型、エンジンはレギュレーションで継続。
ただ、エンジンには共通ECUとうまく合わせる作業がまだまだ残っているとエンジン担当のL.マルモリーニ。