Honda call for team budget caps in F1 [autosport.com]ホンダは、コスト削減が進められるF1に対しバジェットキャップ(予算上限設定制度)を求めています。
FIAはエンジン開発完全凍結の10年継続に加え、風洞・空力改善分野の制限を発表しています。
ただホンダはFIAの案のようにクルマにおける開発領域を制限するよりも、予算で制限すべきだとしています。
CEOのN.フライは「ロスと私は、全体的なバジェットキャップが真剣に調査されるべきことだと共に考えている。」と話しています。
「我々が成功したのは、資金をチームのある分野から別の分野へ振り替えたことだ。資金は確かにエンジンから空力の分野へ振り返られた。それは、空力が性能向上に大きく関わる次のポイントだからだ。ある分野へ制限しても、そこへの資金が別の分野へ、ドライバー予算・人件費・クルマの他の部分へ行くだけという恐れがあり、予算総量の減少にはならない。」
ブラウンは「数年前はバジェットキャップに関して滑稽だと思われていた。しかし、反対案と代替解決策の弱さを見るに、バジェットキャップが解決策の一つではないのかどうかを考えるだろう。これは、皆が望む機会と目的の達成をなすと考える。」と話しています。
予算制限については、どのように監視をするかという問題がありますが、ブラウンは風洞・CFD制限への監視より容易だとしています。
モノとヒトが揃ったから、トップ3並ではあるけどトップにはなれないカネを抑えちゃおうという作戦か。
さすが負けることを許さないホンダレーシングスピリット。