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「F1」「テレビ」「ケータイ」について、思うところを書いています。 とは言いつつ、もう95%は海外サイト発信の最新F1ニュースを取り上げているだけになってます。

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2007-10-24-Wed 15:43:11 │EDIT
Ferrari blasts Hamilton [Mirror.co.uk]

フェラーリのモンテゼモロはハミルトンを批判。
「私は彼がシーズン中、常に模範的な振る舞いをしていたわけではないことを言わなければならない。」
「彼の若さとナーバスさがマクラーレンの問題に影響を与えた。」
一方でアロンソについては賞賛しています。
「アロンソは全ての面でワールドクラスだ。そして非凡なドライバーだ。」
「私は彼のスポーツマンシップを大きく評価している。彼は1pで敗れはしたが、それは彼の落ち度ではない。」

マッサと2010年末まで契約して、ライコネンは今年チャンピオンになったのに・・・
そういう考え無しでの客観的評価とはなかなか考えづらいしねぇ。
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2007-10-24-Wed 02:10:09 │EDIT
McLaren should have benched Alonso - Briatore [F1i.com]

ルノーのF.ブリアトーレは、マクラーレンは最終戦ブラジルGPでアロンソを走らせず代役を出走させるべきだったとしています。
ドライバーズチャンピオンシップで1・2位のドライバーを擁していながら逆転を許したのは、両ドライバーの緊張が壊滅的な要素になったと考えています。
「彼らはアロンソのところにリザーブドライバーを据えるべきだった。そうすれば何の問題も無くハミルトンがタイトルを獲得していただろう。」

こういう発言内容になったのは、チャンピオンシップ1位がハミルトンだったからなのか、マクラーレン内部事情を近くで見ているが故に当然こうなんでしょって感じなのか・・・
はたまたこういう屈辱をアロンソに与えればうちに問題なく来れたのにー!みたいな(苦笑)
2007-10-24-Wed 01:07:36 │EDIT
McLaren has appealed, but not for drivers' title [F1-Live.com]

ブラジルGPでのBMWザウバー・ウィリアムズによる燃料温度違反とされた件が最終的にペナルティ無しとの判断が出た事に対し、正式にマクラーレンが控訴。
ただし、ドライバーズタイトルのために控訴をしたわけではないとしています。
メルセデスのN.ハウグは「我々の世界選手権タイトル勝利のためではない。ただ規則の明確化を望んでいるだけだ。それは全てのチームが関心を持っていることだ。」と話しています。
「この控訴で、燃料温度の限界点をはっきりさせなければならない。」

川井ちゃんがよく言ういい加減な「FIA気象表示」と、各チームに提供されている気象会社からの情報が食い違ってるってのがそもそも・・・
これまでよく統一されないままでやってきたもんだ、見てる側は何かが起こってから文句言うしか出来ませんが。
2007-10-24-Wed 00:27:00 │EDIT
Hamilton senior warns Lewis' rivals [The Northern Echo]

ハミルトンの父、アンソニーは息子のライバルであるF1ドライバー達に警告。
来年ハミルトンがタイトルを獲得するため、「まぁ、楽しんでください。」と残りのF1ドライバーに警告。
「我々はドライバーズ2位で終えて、素晴らしいシーズンを過ごした。来年、息子はもはやルーキーではなくなり、彼ら(残りのF1ドライバー達)は大変なことになるんじゃないかな。」

いろんな意味で本当の警告に聞こえるから怖い。
2007-10-23-Tue 21:45:46 │EDIT
Hamilton to hold London book signing [autosport.com]

ハミルトンが自叙伝「My Story」のサイン会を実施します。
16時半からウォーターストーンのピカデリー支店にて。
ウォーターストーンは、早めに来てサイン会に出席するように呼びかけています。
2007-10-23-Tue 20:31:54 │EDIT
Injured mechanics to fly home tomorrow [autosport.com]

ブラジルGP決勝中、中嶋のピットインで轢かれたウィリアムズのメカニック。
明日には家に帰るようです。
ウィリアムズからは2人の名前が明らかにされていませんが、怪我をした2人は事故後サンパウロの病院に搬送されていました。
できるだけいい状態を確保するため、帰国を24時間遅らせています。
2人とも骨折などの大怪我ではありませんが、打撲などで痛みがあります。
2007-10-23-Tue 20:03:48 │EDIT
Hakkinen: title creates new pressure [autosport.com]

元ワールドチャンピオンM.ハッキネンは、タイトル獲得が新たなプレッシャーを生むと同郷の後輩チャンピオンのライコネンについて話しています。
「プレッシャーは異なるものになる。」
「彼の自信はさらに高まるだろう。もちろん私も変わった。ワールドチャンピオンになったのは素晴らしいことで、そうなるため、2回目のチャンピオン獲得のため多くの年数やってきていた。」
「しかし私は真理的に既に疲れきっていた。2年目は非常に厳しく、最終戦で決定した。キミに何が起こるかがわかるだろう。」
マクラーレンのガレージでレースを見ていたハッキネンは、マクラーレンドライバーがタイトルを逃し、同郷ライコネンがチャンピオンとなったのは複雑な結果ともしています。

その割にレース中笑顔でサムアップしてましたが(笑)
対ミハエルドライバーを歴代応援してきたので、当然ハッキネンもどっぷり応援してましたがF1晩年は本当に見ている方も疲れた。。。
だからこそ、時たま見せるDTMでの懐かしいカッコ悪いガッツポーズとかF1中継・写真での笑顔に安心します。
ライコネンは・・・大丈夫でしょ、酒飲んでその日のうちに忘れそうだし(笑)
2007-10-23-Tue 18:59:05 │EDIT
McLaren denies Hamilton button error [pitpass]

マクラーレンはハミルトンの言う自身の操作ミスを否定。
マクラーレン広報は「ルイスはいかなる誤ったボタンも押していない。ロンの話として、ニュートラルになったのはギアボックスの不具合ということだ。」と話しています。

何この美しい「私がミスしました」「いやいや我々の部品が悪かったんです」という、責任は私にありますの言い合い。
2007-10-23-Tue 18:26:40 │EDIT
AT&T Williams Official Club [F1 TECNICAL]

ウィリアムズの公式ファンクラブ。
クラブには、年会費45ポンドの「W-Circle」と75ポンドの「Frank's Corner」の2つの種類が存在。
チーム・ドライバーの最新情報、ウィリアムズ在籍の専門家が書いた技術解説、メンバーだけが使えるダウンロードサービス、ドライバーのサインが入ったチーム商品、ウェブショップでの15%割引特典、高解像度写真、チーム主催の特別イベントへの招待があります。
ファンクラブ加入で、いくつかのチーム商品が入った公式バッグをプレゼント。
「Frank's Corner」会員にはグローブにある本拠地のグランプリコレクションを見学できる機会があり、またF.ウィリアムズとP.ヘッドのサイン入りポストカードを受け取れます。

フランクとヘッドのサイン入りポストカード・・・
2007-10-23-Tue 18:03:55 │EDIT
Difference between us and McLaren is team spirit - di Montezemolo [F1 TECNICAL]

フェラーリのL.モンテゼモロは、マクラーレンとフェラーリのチームスピリットには違いがあると話しています。
「我々とマクラーレンには違いがあって、先のレースでは我々のドライバーはお互いを助け合った。そして、最も厳しい時にさらに団結できた。」

いや、フェラーリ型(というかミハエル型?)のチーム連係プレーもなんだか興ざめなんですけど。
かと言って、平等を標榜しながらグダグダマネジメントのマクラーレンもどうかと思いますが。
マッサのあのポディウムでの怒り顔見て、マッサが精一杯で走ったとは思えませんよ、精一杯チームに気を使ったのは分かるけど。
でもやっぱりそうは言っても、一方ばかりが精一杯やっててもう一方は常にリラックスモードのマクラーレンもどうかと思いますが。
って、どっちもどっちだ。
2007-10-23-Tue 17:58:21 │EDIT
Raikkonen deserves his title – Hamilton [YORKSHIRE POST]

ハミルトンはライコネンこそがタイトルにふさわしいと話しています。
マクラーレンがBMWザウバー・ウィリアムズの燃料温度についてペナルティがなかったことに控訴する意向で、この控訴が取り入れられハミルトンが5位以上に浮上すればチャンピオンになりますが、「そんなことが起こるとは思えない。」としています。
「私はコース上で、それぞれのスタイルで、レースに勝利することで、またバトルをすることで、というのを望んでいる。」
「だからライコネンからタイトルが取り上げられて・・・というのは私の望む方法ではない。それでチャンピオンになっても変な気分がするだけだ。」
「ライコネンは過去2レースでいい仕事をしてチャンピオンになった。それが取り上げられるようならスポーツにとっていいことではない。」

発言したのは・・・アロンソじゃなくてハミルトン!?
どちらが先に発言したのかは分かりませんが、なんだか真似っこしたように似た内容ですねぇ。
2007-10-23-Tue 17:39:33 │EDIT
My finger slipped - Hamilton [F1 TECNICAL]

ハミルトンはブラジルGPでのミスを認めています。
「ステアリングで指が滑った。スタート時に使うボタンを押してしまった。」
「ニュートラルになってしまい、システムの再起動、ギアボックス管理プログラムのリロードをしなければならなかった。」

ダメだった時はひたすら謙虚に謙虚に、追い風の時はとんでもない自信満々発言を。
2007-10-23-Tue 13:45:46 │EDIT
Analysis: Alonso key to drivers market [autosport.com]

アロンソが08年各チームのドライバーラインナップ決定の鍵。
アロンソは契約があるが、マクラーレンに残留することはなさそう。
となると、筆頭候補はルノーになりますが、本人の発言によると第一候補ではなさそう。
パフォーマンスで言えば、マクラーレンの代わりになるのはフェラーリかBMWザウバー。
しかし、両チームは08年ラインナップを決定済み。
そこで出てくるのはトヨタですが、資金量は豊富なものの、肝心のパフォーマンスが不足。
ルノーはフィジケラの残留はなさそうで、アロンソが来ないならばコヴァライネン・ピケJr.。
トヨタはトゥルーリのチームメイトにGP2チャンピオンでBMWザウバーのテストドライバーT.グロックを充てる模様。
ハミルトンはマクラーレン残留が確実なので、誰がアロンソの後任になるのかが大きな問題に。
明らかな候補はロズベルグ、父は元マクラーレンドライバーのケケ、しかしウィリアムズが放出・売却をしないことを明言中。
別の可能性としては、コヴァライネンとアロンソのトレード。
マクラーレンではフィンランド人の成功例があります。
ウィリアムズは、ブルツ引退で少なくとも一人は経験あるドライバーが欲しいところ。
ただ、選択肢にはデビューレースをうまくやった中嶋一貴が含まれています。
トロロッソからS.ブルデー加入によって追い出される形のリウッツィも候補。
こうなると、来年もF1残留と発言するラルフの行き場所がどこになるかがハッキリしてきません。
スパイカー(フォースインディアに改称予定)は、マルヤが資金量豊富といっても高いお金を払いたくはないはず。

なんだ、結論もなければ予想さえもないのかよ(笑)
2007-10-23-Tue 12:32:46 │EDIT
伊紙「夢が一転して悪夢に」 [MSN F1]

最近、イタリアメディアがすごくまともに思えてきた・・・
まぁ、フェラーリ・ライコネンがチャンピオン取った余裕というものもあるんだろうけど。
2007-10-22-Mon 23:43:37 │EDIT
Successful appeal may not help Hamilton [autosport.com]

マクラーレンが検討しているという、ブラジルGPのBMWザウバーとロズベルグの燃料温度違反に関するペナルティなしへの控訴。
これが成功して3人に何らかのペナルティが生じても、ハミルトンが助かるわけではないようです。
これは国際競技規則168条にある条文によるもので、他車が除外になったとしてもその下の車が自動的に順位を上げるわけではなく、スチュワードがそうすべきかすべきでないかを別に判断すると規定されているためです。
「スチュワードは結果の修正を宣言できるものとする。ただし、その下の競技者の順位を上げるかどうかはまた彼らが判断するものである。」
2007-10-22-Mon 23:22:23 │EDIT
Chandhok says no to F1 drive in 2008 [F1-Live.com]

インド人ということで、N.カーティケヤンと共にフォースインディアのシートが噂されるK.チャンドック。
2008年にF1で走ることを否定しています。
「1つのレースドライブを含む3つの選択肢がF1には来年に向けてあった。」
「しかし私にとって需要なのは、長期的視点で物事を見ることだ。F1に行ったら1年で終わってしまうかもしれない。しかし来年GP2でいい仕事をして、トップ5にはいれば私のキャリアに重みが加わる。」
とは言いつつ、2008年にF1テストをすることには自信があるようです。
2007-10-22-Mon 23:12:20 │EDIT
写真と出来事とデータで振り返る~2007年F1世界選手権~の続き。
個人的な感想などを書いていきます。

まずはドライバーから。

【点数】【ポールポジション回数】【ファステストラップ回数】【優勝回数】
当然ながら、フェラーリとマクラーレンだけの争い。
しかし、フェラーリの方が各所で勝っています。
去年は、ルノー・フェラーリだけではなかったんですが、今年は2チームが抜けてました。
結局、ポールポジション回数が同数トップのハミルトンとマッサはポールトゥウィンしか今季はできませんでした。
マッサはそれがスタイルになってきてますが、ハミルトンは今後どうなっていくでしょうか。

【表彰台回数】【連続表彰台回数】
フェラーリ、マクラーレン以外にBMWが顔出し。
ブルツがカナダで3位、ヨーロッパで4位(直前走ってたウェバーが最終シケイン出口でふらついて差せそうだった)と2回に非常に近い成績。
ハイドフェルドはたびたび2強チームの4強ドライバーの一人を蹴落としてました。

【入賞回数】【連続入賞回数】
アロンソ、恐るべし。
この辺りは若くしてミハエルとやりあいつつ身についた老練さのなせる業?
ここでもBMWが食い込んで、コヴァライネンも上位に名を見せています。

【完走回数】【連続完走回数】
完走なくして成績なしは最近のF1で特に顕著ですが、ここで新人コヴァライネンがトップ。
これで2005年のモンテイロの記録を破ったんですねぇ。
最終戦ブラジルでの初リタイアが残念。
マクラーレンは去年からうって変わって信頼性高いです。

【リタイア回数】【連続リタイア回数】
トロロッソ、レッドブルの赤牛軍団の名前ばかりが・・・
今シーズン、ギアボックストラブルには最後まで泣かされました。
来季は4GPを使わなければ5グリッド降格、ファンとしては今からヒヤヒヤものです(苦笑)

【各順位回数】
1~3位は順当。
4~6位をBMWザウバー勢が占めて、トップ3チーム入りの現実をしっかり示してます。
7・8位には、コヴァライネンがまたまた名前出して、開幕前の評価に違わぬ結果を出しています。

次はコンストラクター編。

【点数】
BMW、ワークス2年目で2位獲得(マクラーレンがコンストポイント剥奪のため)。
また、目標としていた100pもしっかり超えてます。
ウィリアムズ、見事な復活。

【ポールポジション回数】【連続ポールポジション回数】【優勝回数】【連続優勝回数】
フェラーリ・マクラーレンが拮抗。

【ファステストラップ回数】【連続ファステストラップ回数】
ファステストラップだとフェラーリ圧勝。

【表彰台回数】【連続表彰台回数】
なんとマクラーレンが17戦全てで表彰台、当然連続~もトップ。
フェラーリも回数だと準パーフェクトです。

【入賞回数】【連続入賞回数】
入賞となると3強チームが全てのレースで入賞。
信頼性の欠如=確実に脱落、です。
去年までの王者、ルノーも4番手キッチリはさすが。

【完走回数】【連続完走回数】(両ドライバーが完走)
BMWザウバーが唯一ルノーの後塵を拝した部門。
去年型の信頼性、(中盤くらいまでは)パフォーマンスもあったスーパーアグリ、2人が完走したレースが9回ってのは少ない印象。

【リタイア回数】【連続リタイア回数】(どちらか一方でもカウント)
ドライバー部門同様、赤牛軍団がすごすぎます。
日本勢も結構上にきちゃってます。

【各順位回数】
BMWザウバーは4~6位回数トップ、ルノーは8位回数のみがトップとこの2チームの差がくっきり。

次は個人的感想。

【レギュレーション】
タイヤワンメイク、無難に滑り出した1年目という感じですかね。
ただ、シーズン中書きましたが、進行に合わせ何回かに分けて持ち込みタイヤを発表・変更する方式はやめてほしい。
「あるチーム」に合っている方向にズラして・・・なんて疑念を持つので。
あとは、クレーンだSC車間だ予選妨害だ燃料温度だその他諸々だと、あまりにもひどい運用が目立ちました。
特に最初から決まっているルールがあるのにもかかわらず、後から違反していた行為を追認するようなルール改定や、その時はOKだったけどやっぱり禁止にしますとか、去年までも随分FIAやらスチュワードやらにはうんざりさせられてきましたが、今年は本当にひどかった。
レギュレーションにないことが起こる→とりあえずそのGPは穏便な形にしておく→後に新規定を作る、という流れじゃないんだもの。
このあたりは来年しっかりやってもらいたいところ。
そうでなければ本当に「F1はもはやスポーツではない。」状況に陥ります(いやいや随分昔からスポーツじゃないよってこともあるか)。

【ベストGP】
ヨーロッパGP。
あの雨の降り方とか絶妙なスパイスだった。
そこで脱落するドライバーと脱落しないドライバーの差も見れた気がするし。
そして、ポディウム前のアロンソvsマッサ、よかったです(笑)

次点、中国GP。
ハミルトン&マクラーレン、アロンソを敵視しすぎて・意識しすぎて自滅、これは爽快でした。

【ワーストGP】
ハンガリーGP。
予選でのマクラーレンのごたごた、決勝ではなにもできなかった後ろのライコネン。
去年が面白すぎただけ?

次点、日本GP。
現地観戦ではないので、P3が小刻みに短縮されて結局5分くらいしかなかったくらいにしか怒りがない。
それでも、現地運営状況を聞いているとイライラムカムカするものがあったし、来年大丈夫なの?との思いもあるので。
ただ、最近の富士話はほとんどが鈴鹿派の逆恨みなのか、現地組からの適格な批判なのかごっちゃになってる感もある、というか徐々に前者ばかりになってるような。

【ベストチーム】
BMWザウバー。
着実な進化でトップ3の座を強固なものに、来年も開発も順調なようで来年にも期待が繋がります。
政治的な面ではフェラーリ圧倒的、見かけの成績だとマクラーレン。
ただ、この両チームはうさん臭い点が多いのも確か。

【ワーストチーム】
トロロッソ、スーパーアグリ。
ポイント獲得した時は歓喜だけど、やっぱり自分はカスタマーカー嫌だ。
一応、両チーム今季のマシンは「法的には」問題なしということは書いておきます。
この2チームが先走ったおかげで、来季参戦予定のプロドライブどころか、参戦中の当の2チームの来季まで危ういものに。

【ベストドライバー】
K.ライコネン。
マッサのヘルプありでのチャンピオンですが、これは過去のチャンピオンもそういうものだったし、後半の表彰台ラッシュはチャンピオンにふさわしい。
優勝回数トップだからチャンピオンにふさわしい云々は、今その回数でチャンピオンを争ってるわけではなく、シーズン終了時点でのポイントで争っているものだから特には取り上げません(優勝回数トップはすばらしいことだけど)。

時点、応援込みのアロンソ。
何回も書いてる通り、あの悲惨な置かれた状況で2位と同ポイント3位は前チャンピオンの力を見せたのでは。
ただ、今季はタイヤだのチーム内部だので去年までの走りの勢いは感じなかったのが寂しい。

あとコヴァライネン、開幕戦のスピンで評価を引きずられてたけど、終わってみればこの人もスーパールーキー。

【ベストルーキードライバー】
コヴァライネン、スーティル。
3番手にハミルトン、FIA・スチュワード・チームの優遇差し引いてもすばらしい才能を見せたんじゃないかと、嫌いになりましたけど(笑)

【ベスト3rdドライバー】
今年って中嶋以外にいたっけ?
来季ウィリアムズなりトヨタなりでレギュラードライブできるなら頑張ってください。
ブラジルでのファステスト5位ってのは、去年のアグリ2人みたいに狙った可能性もあるんで何とも。

【2007年シーズン】
カスタマーカーに始まり、スパイで中盤~終盤、そしてシーズン終了後も燃料温度で国際控訴裁判所に・・・と開幕前から閉幕後までとにかく今年は裁判、裁判の1年だったような印象です。
当事者は訴えることで正しいと思っている自分の意思を通したいんだろうから、それについて言うのもなんですが、それにしてもあまりに多すぎて、裏側での考えもチラリどころかミエミエな感じがして、シーズンに暗く重いものを残しました。
2チームどちらかが正しいのか悪いのかは本人達しか知りえないようではありますが、とりあえずマクラーレンが自滅・フェラーリのライコネンが逆転でチャンピオンというのは、ブラジルGP終了後に川井ちゃんも言っていたし、前々から自分も思ってましたが、形の上で収まるべきところに収まったかなという感じです。
コンストラクターズチャンピオンシップはこんな流れの今年ではあってないようなものかなぁ、と。
ドライバーの方面では、去年終了時ではミハエルが一線級でやり続けて5年連続チャンピオンなんてこともあって、30代のドライバーは日の目を見ることなく時代がアロンソ、ライコネン、マッサ、バトンあたりの年代にシフトしたなぁと思ったものです。
しかし、今年を終わってみるとそれよりもさらに下の世代、ハミルトン、コヴァライネン(年齢はアロンソ世代ですが)、ロズベルグ、ベッテル、スーティルにさらにシフトしてもおかしくない状況。
シート状況が大きく違うドライバーもいるので、もうちょっと時間が必要かもしれませんが、同じシートに座ったら(アロンソvsハミルトンのように)かなりいい勝負しそうです。
そうすると、マッサ、バトンあたりには頑張ってもらわないと。
で、先に触れた30代ドライバーにはそろそろ・・・の時期が近づいています。
ラルフはトヨタ離脱でシート不明、フィジケラはアロンソの動向次第、トゥルーリ、バリチェロは契約があるにもかかわらず既にチーム首脳が来季シートの保証はないと発言、クルサード、ウェバーにも契約があるもののこちらも噂として流れるものはあって、安泰っぽいのはハイドフェルドのみ。
サーキットについて、富士については前述の通り。
問題は富士に限らず、最新・最近改修されたサーキットのランオフエリア舗装。
安全性のためという絶対的な理由があるにせよ、それまでならグラベルにつかまってリタイアだったのに悠々と復帰できてしまうことに納得行かなさが募りました(トルコかバーレーン初開催くらいから書いてはいたんだけど)。
オーバーテイクを無理に仕掛けては失敗してランオフで助かって(助かってというか、問題ないから無理に仕掛けるんだと思いますが)、それを複数回繰り返す・・・と。
なんだか緊張感がないように見えてしまう。
ちょっとはみ出した場合は、人工芝エリアがあるんでそれなりにスピード落ちたりふらついたりがあるんだけど、そこさえ走り抜けちゃうスピードではみ出すとそのままほぼ全開で舗装ランオフエリアを走って復帰できる。
これも埃っぽいとかでロスはあるんでしょうが、やった程度とロスが釣りあってないような。
安全性という絶対的理由が大きくのしかかりますが、パンビーにしてみるとかで安全性を保ちつつロスを大きくするってのがせめてないとなぁ、と思います。
最後にもう一度。
今シーズンは、各レースを見ると4強ドライバーの争いや入賞争いが激しくて面白いものが多かったですが、シーズン全体としてみると非常に空虚なうんざりな場外の方が盛り上がっちゃったかなぁという感想です。

以上、2007年F1世界選手権の振り返りでした。

写真と出来事とデータで振り返る~2007年F1世界選手権~に戻る。
2007-10-22-Mon 21:42:55 │EDIT
Interlagos deal to be extended to 2014 [autosport.com]

正式にバーニーがインテルラゴスでのF1開催2014年までの延長に合意。
ただ、ピット施設の改善・10000席の新スタンド建設が条件に入っていて、サンパウロ市長、ブラジル政府スポーツ大臣、バーニーの三者で合意。
バーニーは「我々はブラジルと今まで素晴らしい関係を築いてきた。そしてブラジルにはホセ・カルロス・パーチェとネルソン・ピケという偉大なドライバーもいた。この合意が出来て非常に満足している。」と話しています。
2007-10-22-Mon 20:20:18 │EDIT
Alonso future to be decided in next fortnight [GPUpdate.net]

R.デニスは、去就が注目されるアロンソについて2週間以内には結論が出ると話しています。
マクラーレンは、ドライバーズランキングで1-2だったアロンソ、ハミルトンのどちらもタイトルに手が届きませんでした。
「ドライバーについての問題は、常に言ってきたようにシーズンが終わってからだ。2週間以内には取り掛かる。」
2007-10-22-Mon 18:53:09 │EDIT
Alonso hopes appeal is unsuccessful [autosport.com]

アロンソは、マクラーレンがしようとしているBMWザウバー・ロズベルグへの燃料温度違反に関する控訴が成功しないことを願っています。
この控訴が受け入れられ、なんらかのペナルティが3人に及び、ハミルトンの順位が5位以上になると獲得ポイントが111pとなり、ハミルトンがチャンピオンになります。
「ジョークだろう。既に我々には多くのことがありすぎた。」とアロンソ。
「それが実際に起ころうもんなら、このスポーツは終わりだ。」
また、「非常にうまくマネージメントされたシーズンだとは思えない。」としています。
「結果がそれを物語る。チームが取った判断、特にシーズン後半のそれでマクラーレンは取れるタイトルを失った。彼らが私にほとんど手助けしなかったことも秘密のことではない。」

これだけのことを話しても、まだマクラーレン残留が本線なんですかね。
アロンソ応援してるフィルター入ってますが、これだけ冷遇されて逆のチームメイトと同ポイントってのは十分よくやったし、このチームで思い残すことはない気もするんですが(ハミルトン側としては「ルーキーなのにこれだけやった」ってことも言えるんでしょうが)。
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