2年連続で、イギリス人ドライバーが、5位に入って、ブラジルGPでチャンピオン決定。
早速Sun辺りが「バトンはチャンピオンにふさわしいか」的な記事書いてるけど、他にふさわしいドライバーなんて全くいないだろ。
チャンピオンは前半戦だけで決めるものでも、後半戦だけで決めるものでも、予選だけで決めるものでもなく、全レースで獲得したポイントで争ってるんだから。
バトンのチャンピオンが嫌な人が急にダブルディフューザーについての見解を当時と真逆にしてるのが笑える。
とは言え、今年も表彰台に乗らずのチャンピオン決定、さらに言えば今年は争ってるバリチェロ・ベッテルでさえも表彰台にいないというなんともはや・・・なチャンピオン決定GP。
去年は決定までがとんでもなくグダグダだったけど、最後はマッサ優勝であの表情と最後は一応締まったんだよなぁ。
とにかく個人的には、鮮烈デビュー→不遇の時代→やっと初優勝→最悪の2年間→ホンダがチームをホッポリ出す→なんとか参戦→前半戦圧倒→苦戦の後半→なんとか耐えに耐えて、バトンのチャンピオンは非常に嬉しい。
しかし、可夢偉を前にしての無線は予想できたけど、チェッカー後のあの無線は予想外だった(笑)
わけわかんないことをとにかく吠えまくるのがバトンだと思ってたのに、「We are the champions」を歌っちゃうとは。
優勝はウェバー、そして2位クビカ、3位ハミルトンの3人、表彰台下でチャンピオン決定を喜んでたから、なんか微妙な空気の表彰式だったのはかわいそう。
バトンは初チャンピオンだから、下で表彰台の3人を称えて・・・ってほど余裕はないのは当然だから仕方ないかもしれないけど、ちょっとくらい上向いて拍手して欲しかったなぁってのは思ったり。
ハミルトン、あんなグリッドから3位だもんなぁ、すごいなぁ。
ウェバーはスタート後のライン守りがかなり厳しくて素敵。
スタート後といえば、スーティル・トゥルーリ・そしてアロンソの接触。
何もドライバーになかったってのが確認できた後の、スーティルvsトゥルーリの小競り合いに笑ってしまった。
で、アロンソはその小競り合いが映る画面の奥のほうで小走りにさっさとピックアップトラックに乗り込む(笑)
もらい事故、それもあんな状況だからか割り切りがすごいというか、仲裁しようよというか。
コヴァライネンのホース引きずり→ライコネン炎上も無事で何より。
ライコネンが炎上してステアリングから手を離して、進路変わって向かっていった先のトロロッソのピットクルーがかなり怖がってたなぁ。
今回のCS放送、「川井ちゃん」は「川井氏」に降格。
予選の放送時、睡眠時間が少ないからか何なのか知らないけど、やたらイライラしすぎというか、おぐたんに突っ掛かりまくりというか。
それに加えて、大好きベッテルを持ち上げようとチャンピオン取れるよと一人突っ走っちゃって、なんかガッカリ。
全くそういうのを出すなってわけじゃないけど、今回はひどかったよね?
皆がベッテルベッテルで、軽く昔のミハエル・ハミルトンみたいな感じで、個人的に自分の中でベッテルが仮想敵みたいな位置に来つつあるから、敏感に感じすぎなんだとは思うんだけど。
【日本勢】
トゥルーリのあの怒り方は、スーティルとの身長差やテンションの差で、なんだか「わがままな子供が親にゴネてる様子」と見えてしまって微笑ましく思ってしまった。
ブラジルGPはグリッド良くてもなかなか結果に繋がらなかったり、11月15日のトヨタF1の来季予算承認まで私は待ちますってくらいだったりで、気合入ってたんだろうなぁ。
トヨタがダメでも、他のところへのアピールになるし。
センシティブだけど、こういうドライバーをトヨタは切っちゃっていいんだろうか。
そして、グロック代役の可夢偉。
バトンとのやり取り、中嶋と並んでエスドセナ、中盤の粘り、終盤のフィジケラ一刺し、と中嶋とは違う「鋭さ」を見て、面白くはあったんだけど・・・
基本的には「トヨタの佐藤琢磨」ってことでいいかしら。
昨日の1戦だけは楽しめたけど、これを年間通して見ると、琢磨と同様にうんざり・またですかーって感じに冷めちゃうんだろうなぁ、自分。
「可夢偉は不思議な動きをしていた」ってレース後の他ドライバーリリースが容易に想像できる。
そんな可夢偉が寄せて、そこに突っ込んじゃった一貴、マシン降りて歩いてる時の目は怒り・勘弁してよ・あれはないよって感じだった。
柔らかい印象の彼のああいう目ってなんか新鮮だった、レース中はヘルメット・バイザーで見えないから当然だけど。
【フォースインディア】
スーティルさん、スタートでライコネンに突っつかれて、その後はトゥルーリと・・・
リウッツィは最終ピットまで、恐ろしい可夢偉を真後ろでうまく抑えてたなぁ。
かなり怖かっただろうに。