Mosley reconsiders FIA departure [GPUpdate.net]FIA会長M.モズレー、F1分裂騒動収拾においてFIA会長の今季限り退任を確認しましたが、それを現在再評価していると話します。
FOTAチームを含めた全13チームの2010年正式エントリーリスト等が合意によって水曜日に発表、その中にモズレーが会長選に出馬しないことも含まれていましたが、モズレーはFOTAが情報開示においてメディア以上の方法で持って「故意に混乱させ」ようとしたと主張。
FOTA会長L.モンテゼモロ宛てに書簡を送付、「メディアを故意に混乱させようとするFOTAのミスリードにより、私の選択肢は今開かれていると考えている。」とモズレーは書いています。
「少なくとも10月までは、私はそのオフィスで完全な権威を持ったFIA会長である。その後にFIAが誰のリーダシップでやっていくかを決めるのはFOTAではなく、FIAの加盟メンバーだ。」
「我々は昨日、最近のF1における危機を終わらせた。この基本的な部分とは、我々双方が、メディアに対し積極的でただしいことを提示することだった。」
「そのため、FOTAが(FIA役員の)M.BoeriがF1を担当するとメディアに知らせたことについて驚いている。私が追い出されたというのは虚偽であり、10月以降私がFIAのどんな役職にもいないとしてしまうのはFIA法令を見てみても間違いである。」
「さらに、メディアに対し私が独裁者であると示唆した。これは1980年代以降、F1の規則や手続きで議論し投票してきた26人の世界評議会メンバーだけではなく、過去18年間に私と世界評議会が行ってきた一切を民主的に是認してきたFIA全122ヶ国の代表に対しても、甚だしく侮辱的な批判である。」
「これを考えるに、FIAとFOTAにはスポーツの将来について、いまだ不安定な部分が残ったままだというのは明確である。あなたは午後の会見で、正しく訂正し謝罪をしなければならない。」
「F1は、私や他の外部のどんな助けもなしに25の強いチームによって完全に管理されている。我々が一旦解決すれば、私にとってさらにF1に関わる必要性は出てこない。同様に10月に会長再選を目指して出馬しない長く持っていた計画もあった。そのため、私は昨日この2点において認めることが可能だった。」
調子に乗ってFOTAが言わなくてもいいことをペラペラと、モズレーをムカっとさせることを言っただけだな。
ちゃんとFOTAは訂正なり謝罪なりで処理しないと問題が長引くなぁ、これ。
FOTAの本音が「独裁者を我々が見事に追い出した!自由と平和を手に入れた!」だとしても、退任する本人からしたら「最低限、形の上では綺麗に終わりたい」ってのがあっただろうし。