A beginner’s guide to the 2009 rule changes [The Official Formula 1 Website]2009年レギュレーションの主な変更点。
・タイヤ
1998年から使われてきたグルーブドタイヤからスリックタイヤに。
空力よりもメカニカルグリップの比重増加を狙っての復活。
グリップは20%増加するものの、空力制限が入るためダウンフォース量は減り、全体的には相殺される模様。
これにより高速コーナーでのパフォーマンスは削られ、また2009年もレースでは2種類のタイヤを両方使わなければならない。
・KERS
KERSを使う選択肢が用意される。
ブレーキをかけたときのエネルギーを蓄え、1周辺り7秒弱の間+80馬力の性能をブーストボタンで得ることができる。
エネルギーはフライホイールかバッテリーに蓄える。
1周で0.何秒かの差を生むことになるが、KERSの重量、クルマの重量バランスに与える影響など全体パッケージを考慮に入れなければならない。
・エンジン
1エンジン2GPから、1エンジン3GP使用に。
チームでは、各エンジンの性能均等化策の計画議論があるものの、これがどのように実現されるかはまだ不明。
・空力
タイヤ同様、大きな変化。
前後タイヤ間の空力付加物が禁止され、フロントウィングは大型化、リアウィングは小型・高位置化。
フロントウィングは、150mmの高さから75mmへ低くされ、幅は1400mmから1800mmへ、ドライバーが1周辺り2回ウィング角度を調整可能に。
リアウィングは、1000mmから750mmへ幅が狭められ、取り付け位置が150mm高く。
ディフューザーは後方へ移動し、長く、高くなりダウンフォース発生量を低減。
・テスト
開発コスト削減のため、30000km制限だったものがさらに少ない数字に制限されると見られる。
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