Cosworth: Job cuts to hit F1 [ITV F1] コスワースのコマーシャルディレクター Bernard Fergusonはイギリス本拠のスタッフの大量レイオフをすると発言。
現在コスワースはV8エンジンをウィリアムズに、トロロッソに制限つきV10エンジンを供給しています。
今回のレイオフは、06年の中国GPから始まるエンジン開発凍結に関連してのことのようです。
「私はコスワースに現在起こっていることが、他の全てのエンジンマニュファクチャラーに起こると思っている。」とFergusonはエンジン開発凍結による影響が他メーカーへも波及すると考えています。
「しかしながら、我々は事前に予測して、他のどこより早く対応した。しかし、他は追従しないと確信している。」と、余剰人員が起こっても他メーカーはレイオフしないとの見方をしています。
ブラジルGP後のエンジン凍結話が出た時に人員カットの決断をしたと話しています。
「昔はエンジンライフはレース期間だけだった。それが今は2レース分走らせなければならない。だから我々が作るエンジンも少なくてよくなったんだ。」
「第2の衝撃は今に来るよ。早かれ遅かれエンジン開発凍結ルールで開発は終わる。エンジンの少なくとも50%はレースよりも開発で持っているものだから。」
「これらのことを総合考量して、我々は以前より仕事が少なくなると考えたんだ。」
コスワースは、今年でウィリアムズ向け供給は終了しますが、MF1と契約間近であると考えられています。
エンジン開発凍結で当初から言われてた数少ない(?)欠点が起こるってことですね。
メーカーのエンジン開発部隊の人がどうなるかは分かりませんが、とりあえずコスワースのスタッフはレイオフ、と。
メーカー側はある程度後のことも考えて人員残すでしょうけど、コスワースはエンジン開発解除になったらどうしようもなくなってそう。
独立系を助ける意味もあったエンジン開発凍結ですが、皮肉な結果に終わる可能性も。
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