FIA reveals evidence that led to penalty [autosport.com]FIAはスパイ事件の「新しい証拠」であるメールの記録を公開。
コフラン、デラロサ、アロンソの3人に関わるもの。
・3月21日
デラロサ→コフラン「やぁ、マイク。赤いクルマの重量配分を知っているかい?我々にとって重要になるだろうから、シミュレータで試すかもしれない。 P.S 明日シミュレータに乗る予定だ。」
コフランは返信したものの、この設定が十分試されることは無かったようです。
・3月25日
デラロサ→アロンソで、フェラーリマシンの重量配分小数点第2位までの数字を教える。
アロンソ→デラロサ「その重量バランスは驚くべきものだ。100%信頼できるのか分からない。だけど少なくとも注意はしておく。」
デラロサ→アロンソ「フェラーリからの全ての情報は信頼できる。元のチーフメカニックN.ステップニーから来たものだ。彼の現在の役職は分からない。彼はオーストラリアでキミが18周目にストップすると言った人物と同じ人物だ。彼は、我々のチーフデザイナーであるM.コフランと非常に仲がいい。彼もそれを話していた。」
こういった証拠は、少なくとも288のショートメッセージと35回の通話が2007年3月11日から7月3日までコフランとステップニーの間にあったことを示しています。
これらのことから、世界モータースポーツ評議会は以下の件が分かったとしています。
・コフランは数ヶ月に渡って情報を受け、多くの情報を持っていた
・この情報はマクラーレンの中のある程度の範囲(例えば、デラロサ、アロンソ)で広められた
・マクラーレン内部にあった情報は、技術的な機密情報だけでなく、秘密の戦略情報も含まれていた
・デラロサは情報をリクエストし、受け取り、シミュレータで試そうとしていた
・機密情報はアロンソと共有された
・機密情報をテストで使うため、マクラーレンの一部にはそれを使う明確な意図があった
・コフランの役割は、フェラーリの機密情報をパフォーマンスに影響させることができた
ハミルトンは知らされなかったのか、守られたのか。
まぁ、1年目だから前者か。
PR