ディフューザー論争、ライゲート、クラッシュゲート発覚、FIA会長選挙、ギリギリで参戦にこぎつけたブラウンGPの両タイトル獲得、などがあった2009年シーズンを振り返ります。
来季ドライバーラインナップ動向、その他のシーズン振り返り、琢磨・一貴のF1成績はこちらから。--------------------------------------------------------------------------------
【第1戦オーストラリアGP】
P1-
P2-
P3-
予選-
決勝1.J.バトン-10p(ブラウンGP-18p)
2.R.バリチェロ-8p(ブラウンGP-18p)
3.J.トゥルーリ-6p(トヨタ-11p)
・苦難のオフ、バリチェロのスタート失敗がありながらブラウンGPが参戦初戦で1-2フィニッシュ
[フリー走行]
・ロズベルグがP1-P3までトップタイム
・トラブルやミスで周回数が少ないレッドブル
・チーム買収に名前の挙がっていたヴァージンがブラウンGPと2戦のスポンサー契約
[予選]
・圧倒的な差、ブラウンGPが1-2
・マクラーレンが2台ともQ2脱落
・Q3進出トヨタがフレキシブル規定違反で予選から抹消
[決勝]
・ピットレーンスタートを選択したトヨタ、SCありつつ3位と5位に
・トゥルーリがSC中追い抜きをしたとして10秒ストップペナルティ(レース終了後だったため25秒加算ペナルティ)
・2位争いをしていたベッテルとクビカが接触、両者リタイア
・ベッテルにはマレーシアGPで10グリッド降格ペナルティ
・狙って離した持込タイヤスペックが早速レースに影響、SSのベッテル、ロズベルグは終盤グダグダ
・ブエミも初参戦で入賞、トゥルーリペナルティでブルデーも入賞圏内、トロロッソのダブル入賞
[話題]
・開幕直前の世界モータースポーツ評議会で「優勝回数によるチャンピオン決定方式」が決まるも、反対に遭い来年以降へ導入延期
・ブラウンGPの新規参戦扱いやフォースインディアが準備に着手していたことにより、今季カーナンバー18と19は欠番に
・冬季テストから話題になっていたトヨタ、ウィリアムズ、ブラウンGPのディフューザー問題、抗議提出もスチュワードは合法判断
・これに控訴がなされ4月14日に国際控訴裁判所の公聴会、開幕2戦は控訴下の暫定結果となることに
・SC中のことについてハミルトン、「トゥルーリを前に行かせるようにチームから指示された」と告白
・ハミルトンがGPDAに加入
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【第2戦マレーシアGP】
P1-
P2-
P3-
予選-
決勝1.J.バトン-15p(ブラウンGP-25p)
2.N.ハイドフェルド-4p(BMWザウバー-4p)
3.T.グロック-8p(トヨタ-16.5p)
・スコール→SC→赤旗→再開準備のグリッドでレース終了判断、バトンの優勝決定
[フリー走行]
・P1/P3でまたもトップタイムのロズベルグ
・P1/P2でライコネンにKERSトラブル
・P3でブラウンGPの2台から白煙
[予選]
・バリチェロはギアボックス交換で5グリッド降格ペナルティ
・ベッテルは前戦のペナルティで10グリッド降格
・待ちの姿勢で失敗、Q1落ちマッサ「全員のミスだ」
[決勝]
・規定周回数に満たず、入賞者は半分のポイントを獲得
・ブラウンGP1-5位、トヨタは2戦連続3-4位
・燃料積み積み&1ピットストップ、2位はハイドフェルド
・レース再開待ちの間、各ドライバー間を回るウェバー
・雨が来る前の完全ドライ状態でウェット装着ギャンブル→失敗のライコネン
・今回もコヴァライネンはあっという間にリタイア
[話題]
・ハミルトンとマクラーレンが前戦のSC中に関して、レース後のスチュワード事情聴取と異なったことを無線やメディアに話していたことが明らかに
・マクラーレンは結果から除外、トゥルーリはペナルティが取り消され3位に
・この「偽証・ミスリード事件」でマクラーレンはSDのD.ライアンを停職処分
・BMWザウバーがディフューザーに抗議、スチュワードはまたも合法判断
・問題のディフューザー、フォースインディアとトロロッソ以外はすでに開発着手済
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【第3戦中国GP】
P1-
P2-
P3-予選-
決勝1.S.ベッテル-10p(レッドブル-18p)
2.M.ウェバー-8p(レッドブル-18p)
3.J.バトン-21p(ブラウンGP-36p)
・レッドブルの雨での速さはブラウンGPも太刀打ちできず、レッドブル初優勝を1-2で達成!
[フリー走行]
・P3、トラブルでの周回数少ないドライバーが4人も
・今GPフリー走行トップタイムはP3のみロズベルグ、ハミルトンコーナーでのスタックも
・マッサ車の左ミラーが脱落
[予選]
・P3でのトラブルでグロックがギアボックス交換、5グリッド降格
・マッサとコヴァライネンはQ2落ち、ライコネンとハミルトンはQ3進出
・PPはベッテル、3番手にもレッドブルのウェバー
・軽タンで勝負のアロンソは2番手フロントロー
[決勝]
・天候雨、視界不良等で決勝はSC先導スタート
・SC先導が終わる直前にアロンソがピットイン、2番手から最後尾に後退
・乗れてるブエミが途中ベッテルに追突、しかし両者大きな問題なく優勝&入賞
・トゥルーリはセンシティブ炸裂で6番手からずるずる後退、ベッテル・ブエミの追突原因に&最後はクビカに追突され終了
・トヨタの超高効率フロントウィング装着器
・マクラーレンがダブル入賞、一方のフェラーリは両車エンジンにトラブル?ありノーポイント
・スーティル6位入賞間近でタイヤが完全に終了、スピンからクラッシュ
・レッドブルが優勝なのに何故か流れるコンスト向けイギリス国歌
・ベッテルは表彰式で指を切り、しきりに舐め舐め
[話題]
・国際控訴裁判所、ブラウンGP・トヨタ・ウィリアムズのディフューザーへの控訴を却下
・マッサとスーティルがGPDA加入(マッサは再加入)、非加入はライコネンだけに
・R.デニスがF1から完全引退、今後は2011年第一弾発売の市販車部門に集中
・デニス後継のM.ウィットマーシュも偽証を把握していた?FIAが月末のWMSC臨時会へ向けBBC取材テープを証拠として求める
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【第4戦バーレーンGP】
P1-
P2-P3-
予選-
決勝1.J.バトン-31p(ブラウンGP-50p)
2.S.ベッテル-18p(レッドブル-27.5p)
3.J.トゥルーリ-14.5p(トヨタ-26.5p)
・バトン開幕4戦で3勝3位1回、完璧といっていい状態でヨーロッパラウンドへ
[フリー走行]
・ピケJr.のフロントウィングが縁石の段差衝撃で脱落、それに気づかず丸々1周以上を走行
[予選]
・トヨタが積極的軽タン作戦で1-2、フロントロー独占は初めて
・ブラウンGPは廃熱問題でエンジンセーブ、バトンはバランス、バリチェロはトラフィック遭遇、なのに4番手&6番手
・上位で最も燃料積んだのは3番手ベッテル
[決勝]
・第1スティントはそのまま1-2走行トヨタ、第2スティントにハードタイヤ選択で失敗
・グロックが大きくペースダウンで結局7位、トゥルーリは3位
・KERS搭載のフェラーリ2台&ハミルトンが素晴らしいスタート、アロンソはスタート失敗
・レース終盤にはグロックに前に出られたライコネンがKERS使用であっさり順位を取り戻す場面も
・2番手スタートのベッテル、序盤はハミルトン、中盤はトゥルーリに抑えられ2連勝ならず
・1周目1コーナーでの他車との接触があったものの、去年の台風の目だったBMWザウバーは完走最下位&ブービー
・リタイアしたのは中嶋一貴1台のみ、原因はマシントラブル
・フィジケラとバトンがお尻を火傷
[話題]
・認めることに合意していた新規参戦ブラウンGPの初年度からの分配金受領、ディフューザー問題が絡みブリアトーレが猛反発、5月6日にFOTA会合
・USF1の他、ローラ、D.リチャーズも2010年F1参戦との報道
・コードマスターズのF1ゲーム、2009年はWiiとPSP、2010年はXbox360とPS3とWindowsで発売へ
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【第5戦スペインGP】
P1-
P2-P3-
予選-
決勝1.J.バトン-41p(ブラウンGP-68p)
2.R.バリチェロ-27p(ブラウンGP-68p)
3.M.ウェバー-15.5p(レッドブル-38.5p)
・給油量ミスでガス欠or給油ピットインで入賞圏外、なんとか節約スローダウンでチェッカー、順位は4→6位のマッサ
[フリー走行]
・P2、スーティル全く走れず
[予選]
・ライコネンQ1落ち、またもフェラーリの判断ミス
・時間ギリギリでタイム計測開始のバトンがPP
・マッサが驚きの4番手
[決勝]
・スタートで先行したバリチェロ、3ストップ作戦活きずにバトンにかわされる
・そのバトンはスタートで前に出られ急遽2ストップ作戦に、バリチェロのペースが上がらなかったことで今季4勝目
・もうくすぶってくるブラウンGPのチームオーダーや操作
・3位表彰台はウェバー、ベッテルはマッサに終始抑えられ4位
・持ち込んだパーツが効果を見せず使用見送り&スタートも最悪、今季初ノーポイントレースのトヨタ
・スタート直後の多重クラッシュでトロロッソ2台がいきなりリタイア、計4台のリタイア
[話題]
・世界モータースポーツ評議会、マクラーレンに「今回の件でさらなる新事実発覚、今後12ヶ月で同様の国際競技規則151c違反があった場合」の3戦出場停止処分
・来季のコストキャップ含めた規則変更発表、年4000万ポンドのキャップ額やレース中給油の禁止など
・フェラーリが軽量化した新シャシー(Bスペックとする所も)をバイラノで2日間直線テスト
・サンタンデール銀行のマクラーレンからフェラーリへのスポンサー先変更、B.エクレストンが来年からと認める
・ルノーとBMWザウバーともにKERS使わず、ルノーはドイツまで、BMWはモナコまで
・M.モズレーFIA会長の息子アレクサンダーが死去、モズレーはスペインGPを急遽欠席
・豚インフルの影響か川井一仁東京解説、しかし今宮純は現地に
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【第6戦モナコGP】
P1-
P2-P3-予選-
決勝1.J.バトン-51p(ブラウンGP-86p)
2.R.バリチェロ-35p(ブラウンGP-86p)
3.K.ライコネン-9p(フェラーリ-17p)
・ウィニングラン後にマシンを停める所を間違えたバトン、ストレートを走る走る
[フリー走行]
・レッドブル2台にエンジン、リアバイブレーションのトラブル
・クビカのエンジンがブロー、2基目のエンジンが終了
[予選]
・Q1での脱落はなんとハミルトン、BMWザウバー、トヨタ
・トヨタは2戦前のバーレーンGPフロントローから最後列へ最大の後退
・ハミルトンがギアボックス交換で5グリッド降格、最後尾へ
・フォースインディアがQ2に2台とも進出、チーム初の出来事
・PPはバトン、2番手にフェラーリライコネン
[決勝]
・バトンが去年のチャンピオン優勝回数に並ぶ今季5勝目
・2位バリチェロ、ブラウンGPは今季3度目の1-2フィニッシュ
・フェラーリが復活の3-4位
・フィジケラ、ポイント獲得まであと2秒弱
[話題]
・FIA/FOM/FOTA会合は合意得られず交渉決裂、フェラーリは2010年規則差し止めを求め仏裁判所に提訴
・裁判所は「フェラーリに規則導入を妨げる正当な理由がない」として請求を却下
・フェラーリ、トヨタ、ルノー、レッドブル系が今季でのF1撤退、来季エントリー拒否を示唆
・ウィリアムズは早々にエントリー申請断言、「我々はレースをする。他に何が出来るんだ?」
・モナコでのFOTA/FIAの「危機会議」も結論は出ず
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【第7戦トルコGP】
P1-
P2-
P3-
予選-
決勝1.J.バトン-61p(ブラウンGP-96p)
2.M.ウェバー-27.5p(レッドブル-56.5p)
3.S.ベッテル-29p(レッドブル-56.5p)
・3割に満たないチケット販売によりシートで覆われたままの観客席、バーニーは2011年以降の開催を諦めか
[フリー走行]
・またもレッドブルにトラブル
[予選]
・前の遅いクルマに詰まって苦しむことが多かったベッテル、狙ってのPP
・2-3はブラウンGP、まだまだ優位性あり
・ハミルトンがQ1落ち、スーティルがQ2進出
・トラブル兆候を知らされず走らされたピケJr.、トラブル出て予選Q1で敗退
・マッサの4年連続「ポール」トゥウィンが消える
[決勝]
・1周目いきなりミスで全部台無しベッテル、優勝は悠々とバトン
・バリチェロまたもスタートで大出遅れ、その後も接触複数回で最後はリタイア
・トヨタはモナコの悪夢から復活、4・8位のダブル入賞
・最後のピットストップ作業が大失敗、これで7位から結果12位まで後退は中嶋
・4年連続勝利ならず、マッサは6位入賞
・クビカ、第7戦でようやくの初入賞
[話題]
・5/29に2010年エントリー締め切り、既存10チームは「条件つき」でエントリー
・新規参戦申請チームはスーパーファンド、プロドライブ、ローラ、カンポス、USF1、マーチ、ライトスピード
・フォースインディアが無条件で2010年エントリー、FOTAから離脱処分
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【第8戦イギリスGP】
P1-
P2-
P3-
予選-
決勝1.S.ベッテル-39p(レッドブル-74.5p)
2.M.ウェバー-35.5p(レッドブル-74.5p)
3.R.バリチェロ-41p(ブラウンGP-105p)
・去年と今年で正反対の状況の母国二人、凱旋レースは厳しいものに
[フリー走行]
・レッドブルマシンまたストップ
[予選]
・スーティルが大クラッシュ、撤去後に「残り24秒」でQ1が再開
・PPは2戦連続ベッテル、2位バリチェロ、3位ウェバー、バトンは今季ワーストの6位
・中嶋が自己最高グリッドの5番手獲得
・ハミルトンはまたもQ1脱落
[決勝]
・終始圧倒的ペースで走行したベッテルが余裕の勝利
・中国GPでは間違ってイギリス国歌が流れたため、今回が始めてのレッドブル向けオーストリア国歌
・バリチェロをかわして2位もレッドブル、M.ウェバー
・アロンソはハイドフェルドに、ハミルトンはクビカに詰まっての序盤走行
・スタートは4番手に上がった中嶋、最終的には11位
・ベッテル、マッサ、ロズベルグとチームメイトより燃料積んだドライバーが前でフィニッシュ、入賞(バリチェロ・バトンは同重量)
・コヴァライネンがハミルトンを前に出した後に曖昧なラインで走行、抜きにかかったブルデーが追突
・チェッカーフラッグ後、ドーナツターンをハミルトンが披露
[話題]
・2010年エントリーリスト発表、既存10チームとカンポス、マノー、USF1
・ブラウンGP、トヨタ、ルノー、マクラーレン、BMWザウバーは「条件つき」でのエントリー
・フェラーリとレッドブル系チームは既存契約で「無条件」でのエントリー、ただチームは反発
・FIAとFOTA、F1危機に関して連日のリリース発行合戦
・FOTA8は「条件」取り下げを拒否し新シリーズ設立を宣言、FIA/FOMは法的手続きへ
・ローラとNテクノロジーは予備リストに載った2010年エントリーを取り下げ
・ドニントンのS.ジレット、イギリスGPの契約が17年であることを明らかに
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【第9戦ドイツGP】P1-P2-P3-予選-決勝
1.M.ウェバー-45.5p(レッドブル-92.5p)
2.S.ベッテル-47p(レッドブル-92.5p)
3.F.マッサ-22p(フェラーリ-32p)
・ドライバー順逆でレッドブル2連続1-2フィニッシュ、マッサは今季初表彰台
[フリー走行]
・レッドブルマシンまたストップ
・スーティルがトラブル、フィジケラはスピンクラッシュでストップ
・新パーツ投入のハミルトンが速さを見せる
[予選]
・PPはウェバーが初獲得
・Q2に天気の妙、トヨタ、ウィリアムズ、BMWザウバー全滅
・これによりロズベルグが今季初Q3進出を逃す
・Q3にスーティル進出、チーム、ドライバー共に初
・アロンソQ2落ち、ピケJr.Q3今季初進出
・復活の兆しかマクラーレン5,6番グリッド
・グロックがアロンソ妨害で3グリッド降格ペナルティ
[決勝]
・ウェバーは132戦目での最遅初優勝
・KERS搭載4台が驚異のスタート、トップに立ったもののハミルトンは1コーナーオーバーで後退
・1コーナー突入前にウェバーがバリチェロに接触、その後ピットスルーペナルティ
・1周目での集団の捌き方で大きく結果が変わる
・7番手獲得もQ3勢で一番燃料積んでいたスーティル、1回目のピット後1コーナーでライコネンと接触
・スーティルはもう一度のピットインでポイント獲得が消え、ライコネンも破片の影響でリタイア
・この件はレース後審議も「レーシングインシデント」で処分なし
・1周のピットイン差で順位逆転、バリチェロがまたもチームに対して怒る
[話題]
・6月24日、FIA/FOTAが合意しF1分裂は回避
・FIAを永久継続的な統括団体と確認、モズレー会長の今季限り退任、キャップ制導入なしなどが決定
・調子に乗ったFOTA側の度重なる発言にモズレー反発、5選目の会長選立候補をほのめかす
・新コンコルド協定調印まであとわずかだとするFIAリリース
・開催継続かホッケンハイムリンク、開催終了決定の富士スピードウェイ
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【第10戦ハンガリーGP】
P1-
P2-P3-予選-決勝
1.L.ハミルトン-19p(マクラーレン-28p)
2.K.ライコネン-18p(フェラーリ-40p)
3.M.ウェバー-51.5p(レッドブル-98.5p)
・バリチェロ車から落ちたスプリングが後続のマッサに激突、意識を失ったままウォールに
[フリー走行]
・マッサの度重なるコースオフ
・フリー走行から少ないタイム差
[予選]
・アロンソが2007年イタリアGP以来のPP
・Q3終了直前にタイミングシステムがダウン、原因は傷ついたケーブル
[決勝]
・ハミルトン、マクラーレン、KERS搭載車が今季初優勝
・2位にフェラーリのライコネン、旧2強が1-2
・PPスタートのアロンソ、1回目のピットイン直後にタイヤが外れリタイア
・これでルノーは次戦ヨーロッパGPの出場停止処分、チームは即時控訴
・レッドブルはピットからの危険なリリースで戒告
・ベッテルリタイア、ウェバー表彰台でポイント逆転
・マッサは頭蓋骨骨折、頭蓋内出血、左目上の裂傷により決勝不出走
[話題]
・M.モズレーFIA会長が再び今期限りでの退任を発表、後継には元フェラーリのJ.トッドを推薦
・新コンコルド協定は、世界モータースポーツ評議会の承認がなされれば翌週の調印で完了とFIAリリース
・トロロッソ、S.ブルデーを更迭し後任に史上最年少デビューとなるJ.アルゲルスアリを起用
・これに伴い、D.クルサードがレッドブル系チームのリザーブに復帰
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【第11戦ヨーロッパGP】P1-P2-P3-予選-決勝
1.R.バリチェロ-54p(ブラウンGP-126p)
2.L.ハミルトン-27p(マクラーレン-41p)
3.K.ライコネン-24p(フェラーリ-46p)
・マッサ代役でミハエルF1復帰が発表されるも首痛で取り消し、結局10年ぶりバドエルが出走
[フリー走行]
・ベッテルトラブルのオイル漏れを処理するためにP3の約半分が赤旗中断
・アロンソとハイドフェルドが接触、ハイドフェルドは45度程度まで跳ぶ
・バドエルが4度のピットレーン速度違反
[予選]
・マクラーレンが1-2とフロントロー独占
・以下バリチェロ、ベッテル、バトン、9番手にウェバー
・BMWザウバー2台が10番手11番手と復調気味
・スーティルが12番手獲得
・トヨタはトゥルーリがQ1脱落、グロックも13番手と深刻
・Q1中にトラブルストップで脱落の中嶋
[決勝]
・優勝は04年中国GP以来5年ぶりのバリチェロ
・PPのハミルトンはピットとの連絡タイミングで時間をロス、それでも2位
・スタート後の混沌でバトンが順位を落とし、好スタートバドエルも接触
・グロックが終盤ファステストラップを記録
[話題]
・BMWが09年限りでのF1撤退を発表
・2012年12月31日まで有効の新コンコルド協定が調印、発効
・ルノーへの1戦出場停止処分、国際控訴裁判所は処分取消・罰金5万ドルとの判断
・ピケJr.が声明を発表、ルノー離脱を確認
・ルノーはピケJr.離脱、グロジャン起用を2週間ほど遅れて発表
・鈴鹿が富士撤退分の2010年も日本GPを開催、開催はこれで09-11年までの3年連続に
・来季エンジン、ウィリアムズは無償供給でルノー?レッドブルは今GPの2基故障がきっかけでメルセデスに?
・トヨタの来季F1予算が未だ承認されず、トゥルーリは今季末で離脱か
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【第12戦ベルギーGP】P1-P2-P3-予選-決勝
1.K.ライコネン-34p(フェラーリ-56p)
2.G.フィジケラ-8p(フォースインディア-8p)
3.S.ベッテル-53p(レッドブル-104.5p)
・予選PPから優勝ライコネンと1秒ほどの差で2位獲得、フィジケラ&フォースインディア
[フリー走行]
・ブラウンGPがシャークフィンをテスト、「効果がなかった風洞結果が確認された」
・トヨタ、フォースインディア、BMWが好調
[予選]
・唖然のトップ3、フィジケラ→トゥルーリ→ハイドフェルド
・バトンがQ2で脱落、レッドブルも8番手9番手
・バドエル、2戦連続最後尾
[決勝]
・優勝は1年半ぶりのライコネン、スパ4勝目
・エンジンに不安を覚えつつ、レッドブルは表彰台+入賞
・あっという間に優勝の芽が消えたトゥルーリ&ハイドフェルド
・1周目の多重クラッシュで各ドライバーがグロジャンを批判
・これに巻き込まれてバトンリタイア、今季初の0ポイントレース
・またまたスタート動けずのバリチェロ、その後入賞圏まで上がり、オイル漏れの煙を吐きながらチェッカー
・これも毎度おなじみ、レッドブルの危険なピットリリース、ウェバーがドライブスルーペナルティ
・1ストップが功奏、優勝も見えたアロンソは1コーナー接触時のホイールダメージでタイヤ交換で大きくタイムロス、最後はリタイア
・久々、トゥルーリのラジオでの叫び
[話題]
・FOMが来季18戦のカレンダーを発表、カナダが復活
・モンツァでのKERS使用を検討するルノー
・ロズベルグの来季離脱を半ば認めるウィリアムズのP.ヘッド
・ブラウンGP来季からのメインスポンサーはエミレーツ航空か
・ライコネンが来季もF1継続か、年俸カットでブラウンGP加入との報道
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【第13戦イタリアGP】>
P1-
P2-P3-予選-決勝
1.R.バリチェロ-66p(ブラウンGP-146p)
2.J.バトン-80p(ブラウンGP-146p)
3.K.ライコネン-40p(フェラーリ-62p)
・バリチェロ2勝目、バトンも表彰台復帰、ブラウンGP今季4度目の1-2フィニッシュ
[フリー走行]
・フェラーリデビューのフィジケラ、コースオフ→バリアに衝突でマシンを壊す
・前戦に続きフォースインディア好調
[予選]
・BMWの2人にエンジントラブル
・スーティル2番手、リウッツィ7番手で2人がトップ10内
・トップ3以外は全員が1ストップ前提と思われる予選後車体重量
[決勝]
・ハミルトン、最終周でクラッシュし表彰台をフイに
・代わってライコネンが表彰台、4戦連続
・今回もフェラーリライコネンの背後にピッタリ、フォースインディアはスーティルが4位
・入賞できたはずのリウッツィ、トラブルでストップ
・ベッテルはなんとか8位入賞、フィジケラはあと一歩の9位
・中嶋とトヨタ2台、トヨタ系3台の接近走行
[話題]
・フォースインディアがフィジケラのフェラーリ途中加入に合意
・フィジケラ2010年、フェラーリのリザーブドライバーに
・フィジケラの空きシートにはV.リウッツィが昇格
・08年シンガポールGPのアロンソ優勝きっかけとなったピケJr.クラッシュは意図的?FIAが調査開始
・この件で9月21日に世界モータースポーツ評議会臨時会をルノー代表を呼んで開くことに
・ウィリアムズとフォースインディアがFOTAに復帰
・ブラウンGP株式の7割を今後3年でメルセデスが買収していくことに
・来年開催予定の韓国GP、資金調達に目処
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【第14戦シンガポールGP】P1-P2-P3-予選-決勝
1.L.ハミルトン-37p(マクラーレン-59p)
2.T.グロック-24p(トヨタ-46.5p)
3.F.アロンソ-26p(ルノー-26p)
・世界モータースポーツ評議会の判断を受け、ルノーのスポンサーからINGとムトゥアマドリレーニャが即時撤退
[フリー走行]
・ウェバーのクラッシュで赤旗
[予選]
・Q3終了26秒前にバリチェロがクラッシュ、赤旗が出て実質終了
・これでハミルトンが2戦連続今季3回目のPP獲得
・バトンがQ2落ち
・バリチェロはギアボックス交換で5位から10位へ降格
・ハイドフェルドにはバラスト重量ミス、エンジンとギアボックス交換も実施でピットレーンスタートへ
[決勝]
・優勝はハミルトン、今季2勝目
・2位はグロック、3位アロンソ
・スタート後、ウェバーが縁石外側から順位を上げ、ペナルティ回避で順位を譲る
・ウェバー、トロロッソ2台がブレーキトラブルでリタイア
・ベッテル痛恨のピットレーン速度違反も、4位でなんとか首の皮一枚繋がる
・ピットのタイミングで順位に変化、バトンが5位、バリチェロ6位
・アルゲルスアリに仕掛けたスーティルが接触、動き出したところにハイドフェルドが通過さらに接触
・ハイドフェルドはこれで連続完走記録が途絶える、スーティルには罰金
・ロズベルグがピットアウト時に白線を完全にカット、ほぼ確実だった表彰台をフイに
[話題]
・ルノーがF.ブリアトーレとP.シモンズの離脱を発表、クラッシュゲートについても抗弁をするつもりなしとして疑惑を認めた形に
・世界モータースポーツ評議会、ルノーに2年間の執行猶予付き資格停止処分、F.ブリアトーレにFIA管轄競技からの無期限追放、P.シモンズに5年間の追放処分
・BMWのF1撤退に伴う13番目のチーム枠はマレーシア拠点のロータスF1に
・BMWザウバーには14番目の地位が与えられ、さらなる空きが出た場合の参戦もしくはFIAが行う参戦枠14への増加が決定した場合に参戦が可能に
・BMWがチームをスイスのQadbak Investments Ltd.に売却へ
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【第15戦日本GP】P1-P2-P3-
予選-
決勝1.S.ベッテル-69p(レッドブル-120.5p)
2.J.トゥルーリ-30.5p(トヨタ-54.5p)
3.L.ハミルトン-43p(マクラーレン-65p)
・赤旗3度、黄旗も多く大混乱の予選、グロック大クラッシュ
[フリー走行]
・雨の金曜日、ほとんど走行せずのP2
・今度はグロックが風邪、金曜はリザーブの小林可夢偉が走行
[予選]
・Q2ではアルゲルスアリ、グロック、ブエミがクラッシュし、タイム計測できたのは9台のみ
・ブエミによる黄旗時の走行により、バトン、バリチェロ、スーティル、アロンソに5グリッド降格ペナルティ
・他にコヴァライネン、リウッツィのギアボックス交換ペナルティもあり、グリッド順も大混乱
・ブエミ自身も、危険状況原因と危険な状態で走行を継続したとして5グリッド降格
・PPはベッテル、2番手に母国GPトヨタのトゥルーリ
・中嶋は自己ベストでS2まで繋いだもののS3で遅れQ1脱落
・P3でマシンを壊したウェバーは予選出走できず
[決勝]
・優勝は土曜日以降完璧に近かったベッテル
・スタートでハミルトンに前に出られるも、2回目のピット時にきっちり前に出たトゥルーリが2位
・これでトヨタが、日本GPにおける日本チーム最高位を獲得
・残り9週、アルゲルスアリが130RでクラッシュしSC導入
・グロックは左足裂傷と背中痛で欠場、可夢偉出走をチームは申請するも許可されず
・ピットスタートのウェバー、ヘッドレストの固定不足もあり全5回のピットストップ
・しかし終盤のSC明けの50周目にファステストラップを記録、速さを見せる
・レース後、SC中走行スピードに関しロズベルグに抗議が出されるもペナルティ無し
・ドライバー、コンストラクター両チャンピオン決定は次戦以降に持ち越し
[話題]
・フェラーリがアロンソとの3年契約を発表、放出はライコネン
・ホッケンハイムでのF1開催、2018年まで確定
・トヨタ、グロックの来季契約オプションを行使せず
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【第16戦ブラジルGP】P1-P2-P3-予選-
決勝1.M.ウェバー-61.5p(レッドブル-135.5p)
2.R.クビカ-17p(BMWザウバー-32p)
3.L.ハミルトン-49p(マクラーレン-71p)
・バトン、ブラウンGPが初のチャンピオンを獲得!
[フリー走行]
・金曜日のP1/P2、天気を気にして各チーム、ドライバーが積極的に周回を重ねる
・P3が雨で開始から42分間開始されず、開始後も残り5分でグロジャンクラッシュで赤旗
・P3は実質13分間のセッションに
[予選]
・Q1でフィジケラがスピン、赤旗、状況改善まで中断
・マクラーレン2台、ベッテルがQ1脱落
・Q2ではリウッツィクラッシュで赤旗、またも状況改善まで中断
・チャンピオンに王手のバトンは14番手
・予選総時間は2時間40分、PPは母国GP&逆転チャンピオンを狙うバリチェロ
[決勝]
・1周目、スーティルとトゥルーリが関係して両者リタイア、2人はその後組み合いで口論
・スーティルがコース上に滑って復帰した際にアロンソも接触、リタイア
・後方ではコヴァライネン、前方ではライコネンが他者と接触で早々にピットイン
・このピットインでコヴァライネンが給油ホースを引きずって走り出す
・その後ろのライコネンに燃料が振りかかり、一瞬の炎上
・終盤、バリチェロが後ろのハミルトンのフロントウィングでリアタイヤをカットされパンク、チャンピオンが遠のく
・バトン、チャンピオン決定で「We are the champions」を歌う
[話題]
・ルノー、アロンソ後任にクビカを獲得
・日本GP予選でクラッシュしたグロックの背中に新たに怪我が発覚、リザーブ可夢偉がF1正式デビュー
・トヨタとウィリアムズ、今年初めに更新したエンジン供給契約の今年末での解除を正式発表
・ドニントンがまたも開催準備を整えられず、バーニーは再度の期限設定とシルバーストンへ接触開始
・マッサがフィオラノでF2007をテストしF1マシンコクピットに復帰
・バーニー、GP後の月曜日のテスト日化を提案
・FIA管轄競技から追放されたF.ブリアトーレがFIAを相手に提訴
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【第17戦アブダビGP】P1-P2-P3-予選-
決勝1.S.ベッテル-84p(レッドブル-153.5p)
2.M.ウェバー-69.5p(レッドブル-153.5p)
3.J.バトン-95p(ブラウンGP-172p)
・小林可夢偉、参戦2戦目の6位入賞
[フリー走行]
・マクラーレンがかなり好調、以下レッドブルとブラウンGPが続く
・クビカにエンジントラブル、P2は13周のみ
・初の黄昏時開催、その時間帯のP2では視界確保に各ドライバー試行錯誤
[予選]
・ハミルトン、2番手ベッテルに0.7秒もの差をつけるPP
・以下レッドブルとブラウンGPが2台ずつ綺麗に並ぶ
・撤退決定後も開発継続BMWザウバーが2台ともQ3進出で7、8番手
・厳しいルノーとフォースインディア、2台ともがQ1脱落
・コヴァライネンがギアボックストラブル、交換したため13→18番グリッドに
[決勝]
・1回目のピットイン終了後にハミルトンをベッテルがかわす
・ハミルトンには右リアにトラブル、リタイア
・レッドブルが1-2、ブラウンGPが3-4
・2位ウェバーvs3位バトンによる最後まで続いたバトル
・BMWザウバー、ハイドフェルドが5位入賞で幕、クビカはブエミとの接触スピンが響いたか10位
・トヨタ、トゥルーリが7位入賞で可夢偉とのダブル入賞
[話題]
・FIA会長にJ.トッド当選
・グロック完全回復ならず、小林可夢偉が連続代役出走
・来季から新規参戦のカンポスがB.セナを起用
・ウィリアムズが来季コスワースエンジン使用を発表
・また、2010年ドライバーにバリチェロとヒュルケンベルグを起用
・ブリヂストンが2010年限りでF1から撤退
・ドニントン、再度設定された期限にも間に合わず
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写真と出来事とデータで振り返る〜2009年F1世界選手権〜 の続きPR