まずは、数字を見て思ったこと「ドライバー編」。
【点数】
2年連続で100p割れチャンピオン。
去年ことあるごとに100p割れを強調してた某解説者は今年は全く。
まぁ、1戦減って17戦・去年ほどぐだぐだのチャンピオン争いじゃなかった・チャンピオンのバトンを褒める傾向が強い、からか。
【ポールポジション回数】【連続ポールポジション回数】
チャンピオン争いの2人に、ハミルトンが絡む。
中盤~終盤、怒涛の勢いでマクラーレン来てたもんなぁ。
【予選平均グリッド】
今年平均PPのベッテル4.41は、去年に当てはめると4番手。
予選の激戦度が上がって、なかなか安定して上位グリッドを確保するのが難しかったからか。
ライコネン以下ハミルトンまで、マシンがシーズン通して上位の力がなくても平均でここまで持ってくる「できる人」たち。
【ファステストラップ回数】【連続ファストストラップ回数】
レッドブルがトップ。
そういえばアロンソって2回もFL取ったんだぁ・・・
【優勝回数】【連続優勝回数】
開幕からトルコまでのラッシュが効いたけど、後半凌いで耐えてうまくやったバトン。
ライコネンはスパの1コーナーの使い方がうまい。
【表彰台回数】【連続表彰台回数】
今年も13人と(途中交代人数入れても)半分以上が表彰台に。
【入賞回数】【連続入賞回数】
去年落ち込んだトップの入賞回数が回復。
4位に顔出すロズベルグ、さすが一人でチーム全体のポイントを稼いだだけある。。。
【完走回数】【連続完走回数】
ハイドフェルドの連続完走が途切れた。
ブラウンGPとレッドブルの差はここで。
【リタイア回数】【連続リタイア回数】
アルゲルスアリのリタイア率62.5%。
【各順位回数】
3位回数トップのライコネン、ハンガリー以降の4連続を含む5表彰台。
マッサがいなくなってからすごい・・・
唯一の選択肢であるマクラーレンだとハミルトンがいるから、F1残留だとまた冬眠しちゃうのか、もったいない。
そして、ロズベルグはやっぱすごい。
ブルデー2回入賞してたのに。
次はコンストラクター編。
【点数】
マクラーレン・フェラーリの争いは熱かった。
そしてあっという間に抜かれていったトヨタ、印象では全然今年なんだけど実際はそう去年と変わらない(1戦少なくても今年の方が多いんで去年よりはいいけど、自分の印象ほどは変わらないなぁ、と)。
【ポールポジション回数】【連続ポールポジション回数】
アブダビGP予選後会見でも触れられてたけど、マクラーレン(ハミルトン)は後ろ7戦で4PP。
【予選平均グリッド】
去年は2強が3番グリッド台、今年の2強は5番台。
トヨタは小数点第2位まで去年と同じ。
フェラーリはマッサ以降、大分後ろが多かったけど5番目で済んでる。
【ファステストラップ回数】【連続ファステストラップ回数】
去年はフェラーリ(ライコネン)の独壇場だったけど、今年は2強+αで分配。
【優勝回数】【連続優勝回数】
たかが旧2強、されど旧2強?
今年の2強と数では勝負にならないけど、勝つもんなぁ。
【表彰台回数】【連続表彰台回数】
ウィリアムズとトロロッソが今年表彰台無し。
【入賞回数】【連続入賞回数】
ブラウンGPがパーフェクト。
【完走回数】【連続完走回数】(両ドライバーが完走)
ウィリアムズは去年も完走に関わるところで上位だった。
【リタイア回数】【連続リタイア回数】(どちらか一方でもカウント)
トロロッソが2年連続で、連続リタイア数トップ
【各順位回数】
ブラウンGP、レッドブルは当然としてフェラーリが3ヵ所に。
トロロッソ、きっちり拾ってる感が。
次は結果以外に関わる感想。
【レギュレーション・運営】
直前のディフューザー問題とかメダル制導入(強行?)とか、開幕からいきなりどうなるのよって感じでスタートした割には、そんな大問題はなかったような全体的印象。
一昨年・去年ですっかり&さらに、F1スキャンダルが常に存在してることに慣れっこになってしまったんだろうか(笑)
ライゲートでマクラーレン側の話を何の疑いもなく丸飲みして、トゥルーリにペナルティが一旦は下ったのはひどかった。
当時も散々書いたけど、ハミルトンがポロッと喋ってなかったり、証拠調べが行われなかったらそのままだったんだろうなぁと思うと、そんな審判団運営ちょっと怖いと言うか呆れると言うか。
クラッシュゲートは・・・ルノー側が対抗して振り上げた拳をさっさと引っ込めて事実上そういう操作があったことを認めて、結果執行猶予付きと、全部の詳細を一つ一つ事実と認めるもの認めないものを分けていって全容解明って感じにならなかったからなんとももやもやが残りつつ終了。
あー、でもそういえばF1分裂騒動もあったなぁ。
やっぱり慣れっこ、もしくは麻痺状態なのか(苦笑)
外側舗装については書かないけど、こうやって書いちゃうことで書いたことにする。
【ベストGP】
特に無し。
ベルギーでのライコネン・フィジケラ戦略までピッタリ、は面白かった。
アブダビのウェバーvsバトン、可夢偉入賞、日本GPのトゥルーリ2位も。
マレーシア・ブラジルは天気絡みでちょっとワクワク。
だけど、これだ!と真っ先に浮かぶGPがなく。
【ワーストGP】
こちらも同じく。
【ベストドライバー】
バトン。
17戦16入賞、ノーポイントはもらい事故のリタイアベルギーのみ。
ロズベルグを2番目に。
【ベストルーキードライバー】
ブエミ。
開幕直後と閉幕直前にポイント獲得は集中してるものの、途中もQ2上位にひょっこり顔出してたので。
可夢偉は2戦だけだから保留。
ドライバー変わらなかったらブエミしかいなかったんだっけルーキー。
【ワーストドライバー】
2、3人が横一線。
【ベストチーム】
マクラーレン。
最初ダメでそこから最後まで上り調子、だと評価はかなりかさ上げ・水増し気味になっちゃうけど、それでもマクラーレンが今年は一番。
次点は、遺産や手切れ金が効きはしたんだろうけども、ホッポリ出されたところから両チャンピオンになったブラウンGP。
【ワーストチーム】
無し。
トヨタのドライバー決定(まだ決まってないけど)のあっち行ったりこっち行ったりの滅茶苦茶過程は今も疑問。
来年、いい意味で予想を裏切ってくれればいいけど。
【2009年シーズン】
バトンのチャンピオンは本当に良かった。
それと色々ありつつ、復活優勝とPP獲得ができたバリチェロも。
ベッテルはまだまだ先は長いんだから、今年1年くらいはおあずけでもいいじゃないか(笑)
新2強の新鮮な争い、旧2強の地力の強さを見られたのも、今年の車両規則変更のおかげか。
今年は空席が目立っちゃってるところが多かったのは見てて寂しいものがあった。
ホンダのF1撤退に始まり、富士が開催撤退、今日にはブリヂストンの2010年末撤退も発表。
それに加えて相変わらず止まないトヨタの撤退話と、日本のF1にはあまりいいことがないなぁ。
中嶋は何故か今年サッパリでどうなるのか分からないし、最後の最後で楽しみになりそうな雰囲気の可夢偉F1キャリアも、トヨタが撤退したらおそらく終了しちゃうんだろうし。
ただ、来年はチーム数も増えることは確定だし、もしかしたらあの人やこの人と復帰ドライバーが出るかもしれないし、当然若手ドライバーも増えるし、移籍ドライバーも多そうだし、色々期待して来年の開幕戦を待ちたい。
でも、レース中給油がなくなるのは微妙に残念。
以上、2009年F1世界選手権の振り返りでした。
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