写真と出来事とデータで振り返る〜2006年F1世界選手権〜はこちら。 ここはその続き。
とりあえず
ここの後半の統計を見ながら。
まずはドライバー編。
【得点】【ポールポジション】【ファステストラップ】【優勝回数】【表彰台回数】
完全にアロンソとミハエルの争い。
気になるところは、【表彰台回数】でフィジケラがライコネンに負けてるところ。
来年大丈夫?
そして、【優勝回数】の「バトン-1回」が光って見えます(笑)
【入賞回数】【連続入賞回数】
しかし、ここではフィジケラがすごい。
入賞回数はアロンソ、ミハエルと並んでトップ。
【連続入賞回数】でも3位です。
【完走回数】【連続完走回数】
ミハエルはオーストラリア・ハンガリーという自分のミスが響いてます(ハンガリーは完走扱い・クビカ失格で1p獲得)。
トロロッソの信頼性の高さも伺えます。
バリチェロってこんなに完走してたの?という印象。
【リタイア回数】【連続リタイア回数】
ウィリアムズ勢の恐るべきリタイア数。。。
スパイカーMF1、スーパーアグリの18戦参戦ドライバーよりも多いです。
クリエンのモナコまでで7戦5リタイアは多く、モナコ前にはドーンボスとの交代話も出ましたね。
リタイア数/出走数のリタイア確率で見てみると、井出が75%→ウェバー61%→モンタニー・左近57%→ロズベルグ50%と、ウィリアムズとスーパーアグリの競演。
【各順位回数】
1位、2位、3位回数のトップは順当。
4位回数トップのバトン、5位回数トップのライコネン、チームの位置もあってか、手堅く取ってます。
6位6回のフィジケラ、本来ここでトップってのはありえないはずなんですが・・・
7位、8位はやはりハイドフェルド。
開幕~中盤は重タンでしっかりポイント獲得、中盤以降マシンの競争力が付いてからは、ちょい積みでうまく順位キープということも。
ヴィルヌーブも、8位2回、6・7位1回としっかり入賞していました。
続いて、コンストラクター編。
【得点】【ポールポジション】【ファステストラップ】【優勝回数】【表彰台回数】
ここも、ルノーvsフェラーリ。
ファステストラップのウィリアムズ、そんな時代もありました。
フェラーリが半分のファステスト。
【入賞回数】
マクラーレンがトップに並び3強。
【完走回数】
2人のドライバーが完走したのが15回というルノー・フェラーリ。
完走しないと勝ち抜いていけないという現代F1が垣間見えるようです。
【リタイア回数】【連続リタイア回数】
ドライバー編でも触れましたが、ウィリアムズは全然完走できてない。
スーパーアグリをも上回ってるわけで、これではウェバーもロズベルグもどうしようもないか(ロズベルグは自分きっかけが多かった気もしますが)。
【各順位回数】
ここは、ドライバー編とほぼ同じ。
トヨタは予選順位が下でも上でも7位という感じ。
次は個人的感想。
【レギュレーション】
予選のノックアウト方式、自分が思ってたより面白かったです。
各ワークスは「Q○落ち」のイメージが怖くなり、プライベーターは「Q○進出」が大きな目標となったり。
金曜日については来季からルール変更されて、エンジンの制約はなくなりますがどうなるんでしょう。
タイヤ交換復活、競争激化→ギリギリまで開発→タイヤかす多い・外したタイヤだと途端に競争力に開き、と問題もないわけではないですが、競争ラストイヤーにふさわしい熾烈な戦いが見れました。
ワンメイクは残念だなぁ(あのアメリカGP1件だけで決められたとしたら)。
【ベストGP】
モナコGP。
速いだけでも、信頼性があるだけでもダメだといういい感じのレース。
ライコネンのアレとか、クルサードのマントとか、レース以外でもかなり楽しいGPでした。
トゥルーリはともかく、バリチェロはここで表彰台乗れたはずなのにねぇ(代わりにクルサードが乗ったので個人的には全然OKですが)。
【ワーストGP】
ドイツGP。
例のマスダンパー騒動で、フェラーリのためのレースに。
事実、レースではフェラーリ2台だけが圧倒的速さ。
もっと言えば、ここからフェラーリへの「神の見え見えの手」が出てきました。
【ベストチーム】
ルノー。
夏以降苦しんだものの、よく持ちこたえたなぁ、と。
解説の誰かが言ってましたが、逆にあれでチーム結束力が強化された?
フェラーリも「自分にできることを何でもやる」という意味においては、ベストチームの一つかも。
スーパーアグリは間違いなくシーズン中の上昇率ナンバーワン(最初が・・・とも言えますが)。
【ワーストチーム】
スパイカーMF1。
スーパーアグリにあっさりやられちゃって、F1下位チームでもここまでできるんだ・やってるんだという「壁」の役割ができず。
意外とF1って簡単に物事進められるの?と思ってしまった瞬間も。
来季以降、オランダマネー・M.ガスコイン・フェラーリエンジンで期待はしてます。
【ベストドライバー】
F.アロンソ。
とにかく強くて速くて熱くて冷静。
ポディウムなんかでのパフォーマンスもいい。
という去年記述のコピぺができてしまうほど、しっかりしてました。
終盤何度か見せた苛立ちが、唯一の欠点とはいえないくらいの欠点かな。
【ワーストドライバー】
J.トゥルーリ。
スペイン・鈴鹿の所業がどうしても納得行かない。
期待しているからこその、この納得行かなさです。
ドライバーズランキングで言うと、井出よりモンタニーの方が下だったりするんですよね。
【ベストルーキードライバー】
ロズベルグかクビカのどちらか、もしくは両方。
前者はシーズン序盤のみの活躍、後者はイタリアの3位以外は・・・
【ベスト3rdドライバー】
ベッテルかクビカ。
ヴィルヌーブもちゃんとポイント稼いでたし、ハイドフェルドは7・8位回数トップ、それに加えてベッテル、クビカって、BMWザウバーはほんとに当たり年でした。
以上、2006年F1世界選手権の振り返りでした。
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