マクラーレン・フェラーリの2強のコース内外熾烈バトル、3強入りしたBMWザウバー、アロンソ・ライコネンの移籍即チャンピオン争い、マッサの成長、ルーキーハミルトンのチャンピオン争いと彼へのチームの優遇、FIA・スチュワードによる不可解・露骨な裁定、などがあった2007年シーズンを振り返ります。
来季ドライバーラインナップ動向、その他のシーズン振り返り、琢磨・一貴のF1成績はこちらから。----------------------------------------
【第1戦オーストラリアGP】
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予選-
決勝1.K.ライコネン-10p(フェラーリ-13p)
2.F.アロンソ-8p(マクラーレン-14p)
3.L.ハミルトン-6p(マクラーレン-14p)
・ライコネンがフェラーリで初優勝、ハミルトンはデビュー戦で表彰台
・予選、ライコネン驚愕の速さ
・スーパーアグリ、予選10番手・11番手
・新人の予選、コヴァライネン振るわず、ハミルトン&スーティルは上々
・トゥルーリ、予選ピットアウトでジャッキを引きずって走行
・さらに決勝フォーメーションラップ開始時に大きな白煙
・マッサ最後方から6位入賞
・ライコネン・トッド、ポディウム前に電話でミハエルに勝利報告
・冬季テスト最悪のトヨタ、8・9位でラルフが1p獲得
・ウェバー予選7位から好走中、ピットレーンでスピン
・若干強引だったクルサード、ミラーを見ていなかったブルツ、危険な接触
・14コーナーで膨らむドライバー続出
・スパイカー、カスタマーカー議論で公式抗議
・今年はフェラーリマシン底面にフレキシブル疑惑
・ドライバーが宿泊するホテルで薬物発見も、直前に世界水泳が開催されていたこともあり、うやむやに
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【第2戦マレーシアGP】
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予選-
決勝1.F.アロンソ-18p(マクラーレン-32p)
2.L.ハミルトン-14p(マクラーレン-32p)
3.K.ライコネン-14p(フェラーリ-23p)
・アロンソ今シーズン初優勝、マクラーレン1-2
・マクラーレン勝利は05年日本GP以来、1-2は同年ブラジルGP以来
・ハミルトン、序盤はマッサ封じ・終盤はライコネン封じで2位表彰台
・ポールスタートのマッサ、ミスを取り返せず5位
・ルノーは2台入賞でレースのうまさを見せる
・トヨタ、今度はラルフにフォーメーションラップ白煙
・クルサードはステアリングとペダルの干渉という珍しい・危険なトラブル
・心配されたライコネンのエンジン、交換無し
・ソフト側タイヤの識別方式が、内側から2本目の溝に白くペイントする方式に
・アルバース、食中毒
・スパイカー今度はトロロッソに正式抗議、今回も管轄外としてスチュワードは却下
・ナイトレース案がアジア開催国各所で
・GPの前週には、初となるセパンテスト実施
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【第3戦バーレーンGP】
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予選-
決勝1.F.マッサ-17p(フェラーリ-39p)
2.L.ハミルトン-22p(マクラーレン-44p)
3.K.ライコネン-22p(フェラーリ-39p)
・マッサ、汚名返上・名誉挽回のハットトリック
・予選、トップから最下位まで3秒以内でこれまでにない接戦
・マッサ、ちょっとだけイタリア国歌指揮
・ハミルトンのデビュー3戦連続表彰台は史上初
・不調アロンソをかわし4位はハイドフェルド、これも3戦連続
・ドライバーズポイントは、アロンソ・ハミルトン・ライコネンが22pで並ぶ
・クビカがノートラブルで6位、BMWザウバーが完全にトップ3化
・トップ3が磐石なため、残りの入賞圏内7・8位争い激化
・2戦連続トゥルーリ7位入賞で、トヨタは3戦連続入賞
・トヨタ・ルノー・ウィリアムズ・レッドブル・スーパーアグリは実力伯仲大混戦
・今シーズン初のSC導入、リウッツイがうまく利用したかと思われるも、SC中追越で台無しに
・金曜日、ライコネンがスピードに中指立て
・カスタマーカーに関するバーニー主導の代表者会議、結論出ず
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【第4戦スペインGP】
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予選-
決勝1.F.マッサ-27p(フェラーリ-49p)
2.L.ハミルトン-30p(マクラーレン-58p)
3.F.アロンソ-28p(マクラーレン-58p)
・昨年のGP優勝マシンRA106ベースのSA07、アグリで琢磨8位初入賞
・マッサ3戦連続のPP
・予選中のトラブルストップが4台も(スピード、ウェバー、リウッツィ、琢磨)
・3強の一角崩し、トヨタ・トゥルーリが6番手
・決勝前ハミルトンに戦略バラされ、決勝1・2コーナーでマッサに追い出されたアロンソに笑顔無し
・4位の座は渡さないBMW、ハイドフェルドではないもののクビカ入賞
・予選・決勝で赤牛軍団3/4にトラブルが出る中、クルサード5位入賞(しかし自身にもギアトラブル)
・未勝利・ルーキーながら、ポイントリーダーはハミルトン
・昨年の引退以来初めて、ミハエルがGPに登場
・BMWザウバー、金曜3rd起用計画を白紙に
・直前バルセロナテストでマクラーレンは「ブリッジ」、ホンダは「ダンボ」ウィング投入
・「ブリッジウィング」には他チームからフレキシブル疑惑→FIAは問題なし判断
・レッドブル、計画から1年でようやくシームレスシフト導入
・6月末でトヨタの冨田代表が退任へ
・マレーシアが2015年まで開催契約延長と発表→実はサインしていなかった
・バレンシア市街地・シンガポール市街地で来年からF1開催決定
・カタルーニャもスペインGP開催契約を延長
・イスタンブールパークサーキットをバーニーが買収、2021年までトルコGP開催決定
・来季F1は、バレンシア・シンガポール・鈴鹿が加わり年20GP?
・オーガナイザー間で合意できず、ドイツGPがヨーロッパGPに名称変更→約半世紀ぶり、名称としてのドイツGP消滅
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【第5戦モナコGP】
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予選-
決勝1.F.アロンソ-38p(マクラーレン-76p)
2.L.ハミルトン-38p(マクラーレン-76p)
3.F.マッサ-33p(フェラーリ-56p)
・P3でなんとスパイカー・スーティルがトップタイム
・アロンソPPで、マクラーレン今季初PP&1-2体制
・ライコネンが接触からパーツ破損ストップ、止まった場所は「ラスカス」
・クルサードがコヴァライネンのアタックを邪魔し、グリッド降格
・アロンソ、今季初のハットトリック
・ハミルトン、2位獲得でポイントではいまだ1位タイ(優勝2回でランクトップはアロンソ)
・マクラーレンは通算150勝達成
・レース後のデニス、ハミルトンの発言からチームオーダー疑惑噴出、FIAが決勝翌日に調査を始めていると発表
・水曜日、マクラーレンの行為は正当なのものとFIA判断
・速さがなかったフェラーリ、マッサの3位がやっと
・4位フィジケラ以下はラップダウン、マッサもあと5秒ほど
・トロロッソのスピード9位完走、ホンダはランキング10位に
・フェラーリがカラーリングを変更、濃い赤のメタリックに
・レッドブルの映画タイアップ、今年は無し
・直前ポールリカールテスト、ホンダが当初の考えを修正したサイドの抉りが入ったマシンをテスト→投入
・2011年エンジンレギュ案、2.2LV8ターボ・1万回転・5GP使用など
・GP2アジアシリーズが来年から1月~4月の間に開催
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【第6戦カナダGP】
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予選-
決勝1.L.ハミルトン-48p(マクラーレン-88p)
2.N.ハイドフェルド-26p(BMWザウバー-38p)
3.A.ブルツ-8p(ウィリアムズ-13p)
・オールドピットヘアピン手前でクビカがトゥルーリに追突、クビカのマシンは激しく回転・横転
・ハミルトン、6戦目でのPP獲得
・ベストベストで来ていたアロンソ、最終シケインでミス&何故か直線フラフラで2番手
・SC導入4度、大荒れの決勝
・ハミルトンがSC導入の影響全くなく、悠々の初優勝!
・アロンソは気合の走りも何か噛み合わず、7位
・水をあけられたモナコから反撃したかったフェラーリ、振るわず
・ピットレーン信号無視で、マッサ・フィジケラが黒旗失格
・予選20番手から混乱をかい潜りブルツが3位表彰台
・北米限りの噂が漂うラルフは予選18番手から8位入賞
・トゥルーリ・ロズベルグ、「いすゞジェミニ」CMのような曲芸スピン
・琢磨が2度目の入賞、今度は6位
・P2のラルフ、決勝のデイビッドソン、小動物のコース横切りに遭遇
・フロントサスにトラブル連発トヨタ、パフォーマンスを犠牲にせざるを得ない状況に
・金曜日、ウェバーがスピードに対してブレーキテストもペナルティ無し
・リアウィング引っ張りテスト、厳格化
・名物の「速い観覧車」、今年は姿を見せず
・ホンダがメノルカ島で単独直線テスト、Bスペックか?
・6月末で退任する冨田TMG会長、富士スピードウェイの会長に
・木下TMG副社長、本社の役職離脱でF1に専念
・ラルフに北米2連戦限りで更迭の噂、後任候補はモンタニー、スーティル、グロックが浮上
・地方選挙が終了、バレンシアが正式にヨーロッパGP開催を契約
・スイスがモタスポ禁止令廃止へ、同時にドライバー減税も廃止へ、
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【第7戦アメリカGP】
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予選-
決勝1.L.ハミルトン-58p(マクラーレン-106p)
2.F.アロンソ-48p(マクラーレン-106p)
3.F.マッサ-39p(フェラーリ-71p)
・ハミルトンとアロンソ、今シーズン最高の接近遭遇
・1秒で10台以上が入ってしまう大接戦、しかし順位は割と順当
・マクラーレンとフェラーリ、チームメイト同士の接近バトル
・抜きにかかるアロンソを牽制&ブロックのハミルトン
・翌周にはアロンソが抗議の意を示すため、ピットウォールに接近
・青旗がコース上に落ち、トゥルーリが引っ掛ける
・3強なのにとっ散らかったレースのBMWザウバー
・しかし、ベッテルは初レースで8位入賞、バトンを抜いて史上最年少入賞
・ロズベルグ、1ストップ作戦・入賞圏内で無念のトラブル
・ウェバーやっとやっとの今季初入賞
・琢磨は黄旗追い越し→ペナルティ前にスピンリタイア→次戦10グリッド降格
・クビカ欠場、代役は3rdドライバーのS.ベッテル
・歴代ドライバーからは回収→レプリカを渡していたものの、ハミルトンには実物トロフィーを贈呈
・インド・ニューデリーでのF1開催が2009年から決定
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【第8戦フランスGP】
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予選-
決勝1.K.ライコネン-42p(フェラーリ-89p)
2.F.マッサ-47p(フェラーリ-89p)
3.L.ハミルトン-64p(マクラーレン-114p)
・バリチェロ、脅威の遅さで後続を詰まらせ、ホンダ&バトンの今季初ポイントを助ける
・ライコネン、開幕戦以来の2勝目
・フェラーリは今季初の1-2フィニッシュ
・マクラーレンの2ストップ戦略、機能せず
・アロンソは10番手から7番手まで上げるのがやっと
・4強ドライバーが2勝ずつで並ぶも、ポイントはハミルトンが大幅リード
・バトンの決勝ペースは良く、ホンダにとっても今季初ポイント1
・バリチェロは極端に遅く、スパイカーを除く後ろ10台ほどが各1秒以内差で大渋滞
・いい感じで上昇傾向だったコヴァライネン、トゥルーリに追突され後方フィニッシュ
・赤牛軍団の信頼性不足はまだまだ解決ならず
・アルバース、給油ホースつけたまま発進、あわや大事故
・P3、Q3で連続トラブルでほとんど走行できずの不運アロンソ
・P3で最終シケイン立ち上がりの人工芝が剥がれて赤旗
・ホンダがBスペックをヘレスでテスト
・トヨタはシルバーストンで3日間のテスト中2日間でトップ
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【第9戦イギリスGP】
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予選-
決勝1.K.ライコネン-52p(フェラーリ-103p)
2.F.アロンソ-58p(マクラーレン-128p)
3.L.ハミルトン-70p(マクラーレン-128p)
・今季最高グリッドの6、10番手スタートだったトヨタ、2台ともリタイア
・ホンダを除く5つのワークスがQ3のトップ10を独占
・決勝はリタイアトヨタがこぼれ、ホンダ浮上でやはりワークスがトップ10独占
・ライコネン、前戦同様淡々と走ってピットで逆転、2連勝
・地元ハミルトン、ロリポップ上がる前に発進でタイムロス
・アロンソ、軽い&ライコネンの前をとりあえず抑えた第2スティントでペース上がらず2位止まり
・フォーメーション後にエンストでマッサはピットスタート、結果は5位
・クビカ2戦連続4位入賞
・P1終了後に背中の痛みを訴え、バトンがP2欠場・クリエンが代走
・レッドブルはチャリティで募金者の顔写真を散りばめたマシン
・クルサードとレッドブルが08年も残留で合意
・フェラーリ(ステップニー)&マクラーレン(コフラン)情報漏えい問題、FIAが調査に乗り出し
・両名がホンダにも(チーム入りを含め)接触、ホンダは情報受け取り拒否
・新人スーティルに負けが込むアルバースに更迭説
・カスタマーカー問題収束へ、3チームが放映権料をプールしてシーズン後に分配する方式でほぼ合意
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【第10戦ヨーロッパGP】
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予選-
決勝1.F.アロンソ-68p(マクラーレン-138p)
2.F.マッサ-59p(フェラーリ-111p)
3.M.ウェバー-8p(レッドブル-16p)
・決勝スタート直後に豪雨到来、レースは赤旗中断
・予選Q3、ハミルトンが右フロントトラブルからクラッシュ
・ヘリで病院に搬送、当日検査と決勝日朝の検査で出走OKサイン
・スタート直後の豪雨中&赤旗・再開直後にラップリーダーになったのはF1デビュー戦のスパイカー・ヴィンケルホック
・レース終了直前にも雨、雨が苦手なマッサはアロンソに抜かれ2位転落
・この件に関し、二人が表彰式前にカメラの前で口論
・表彰式にはミハエルがプレゼンターとして出席
・レッドブルは2度目、ウェバーは3回目(02年オーストラリアでの5位表彰台も含む)の表彰台3位
・同士討ちBMWザウバー、それでも6・7位入賞
・去年、雨で混乱ハンガリーGPを制したバトン、今回はコースオフリタイア
・ヨーロッパ第2ラウンド予選好調のトヨタ、それを全く活かせず
・アルバース後任、このGPはテストドライバーのM.ヴィンケルホック
・前ホンダTDのG.ウィリスがレッドブルでTDに
・スポーティングディレクターG.ド.フェランがホンダ離脱
・アルバースがスポンサーマネー遅延から更迭
・スパテストでクリエンがホンダ、スパイカー2チームから参加
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【第11戦ハンガリーGP】
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予選-
決勝1.L.ハミルトン-80p(マクラーレン-138p)
2.K.ライコネン-60p(フェラーリ-119p)
3.N.ハイドフェルド-42p(BMWザウバー-71p)
・マクラーレンは予選のごたごたでコンストポイント非加算、コンストトロフィー授与もなし
・アロンソのピット出待ちでタイヤ交換できず、ラストアタック間に合わずのハミルトン
・アロンソはそのラストアタックでPP獲得もペナルティで5グリッド降格
・チームの無線命令を無視してバーンアウトでアロンソをブロック、大元の原因はPPのハミルトン
・チームに対し、「スポーツを汚す行為」としてコンストポイント今GP非加算、表彰台にも乗れないペナルティ
・R.デニスは、ピットアウトが遅れたアロンソではなく、命令無視のハミルトンに激怒、ラジオで口論もハミルトンが後に謝罪
・予選3番手はフェラーリを抑え、ハイドフェルド
・ホンダQ1落ち、トヨタQ3進出(それぞれ2台とも)
・表彰台メンバーは予選2位と3位が入れ替わっただけのハンガロリンクらしい結果
・アロンソはラルフに苦戦、最終的になんとか4位に
・マッサはQ2から決勝まで謎の低迷
・バリチェロが完走最下位でスパイカーにも敗北
・トヨタはラルフが復調気配をようやく結果に結びつけ6位
・世界モータースポーツ評議会、スパイ・情報漏えい問題でマクラーレンにペナルティなしの決定
・しかしフェラーリが抗議、FIAも国際控訴裁判所への控訴を認める
・08年暫定カレンダー発表、3月中旬から11月初めまでの全18戦
・トロロッソがスピードを更迭、BMWザウバーのS.ベッテルを起用
・トロロッソは来季のベッテル起用も発表
・山本左近がスパイカーから今シーズン残りレース参戦
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【第12戦トルコGP】
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予選-
決勝1.F.マッサ-69p(フェラーリ-137p)
2.K.ライコネン-68p(フェラーリ-137p)
3.F.アロンソ-79p(マクラーレン-148p)
・マッサが2年連続トルコをポールトゥウィン、4強ドライバーそれぞれ3勝ずつに
・燃料軽かったライコネン、予選のミスが響き逆転ならず
・レース最終盤のライコネン、今季2度目のわざと前との間隔をあけてのファステスト狙い
・ハミルトンにタイヤトラブル、アロンソとの差は2p縮まる
・去年問題になった表彰式授与者、今年はスポーツ大臣、Petrol Offisi代表、イスタンブール市長、トルコモタスポ連盟会長
・1周目1コーナーでの接触、今年はトゥルーリ&フィジケラのみ
・完走(扱い)21台、リタイアしたウェバー他、赤牛軍団は全員ハイドロトラブルを抱えての決勝
・開幕直後の悪評価を何故か引きずられるコヴァライネン、ついにポイントでフィジケラ超え
・P2で10コーナーの排水溝の蓋が外れて赤旗、30分中断
・マクラーレンのスパイ疑惑とハンガリー予選に関する控訴審日程決定、GPも3戦あり9月は忙しく
・スパイカー、リアのクラッシュテスト不合格でBスペックは次戦以降に
・セパンサーキット2015年までF1開催契約延長正式決定
・BMWザウバー、ハイドフェルド・クビカコンビ継続を発表
・トロロッソ来季ブルデー起用を発表、来年はベッテル・ブルデーの「セバスチャン」コンビ
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【第13戦イタリアGP】
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予選-
決勝1.F.アロンソ-89p(マクラーレン-166p)
2.L.ハミルトン-92p(マクラーレン-166p)
3.K.ライコネン-74p(フェラーリ-143p)
・アロンソ完璧な勝利、散々だった去年から一転
・フェラーリ地元でマクラーレンが予選1-2
・バトンがQ3進出(10番手)、ホンダのQ3進出はモナコ以来2度目
・トゥルーリは苦しい中で渾身のアタック、モナコ以外全てQ3進出
・マッサがトラブルでリタイア、チャンピオン争いから脱落か
・クルサードが2周目でクラッシュ→SC導入、リタイアは2人のみ
・ライコネン、1ストップでハミルトンの前に出るも1コーナーでかわされ3位
・ホンダ・バトンがフランス以来の8位1p獲得、計2p
・P3でライコネン大クラッシュも、怪我はなく無事
・スパイ事件、コフラン→デラロサ→アロンソとメールで情報閲覧?FIAが全チーム・マクラーレン3人のドライバーに情報提供要請
・マクラーレンがハンガリーGPでクラッシュテスト未受験のギアボックスを使用していたことが発覚、罰金5万ドル
・スパイカーカーズが、スパイカーF1チームをM.モルとV.マルヤのコンソーシアムに売却へ
・ルノーF1代表A.ダサスが9月17日をもって日産CFOに、後任はルノー副社長B.レイ
・日本GP、富士で08年まで開催、以降鈴鹿と富士で交互開催へ
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【第14戦ベルギーGP】
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予選-
決勝1.K.ライコネン-84p(フェラーリ-161p)
2.F.マッサ-77p(フェラーリ-161p)
3.F.アロンソ-95p(マクラーレン-0p)
・スパイ事件の第2回世界モータースポーツ評議会開催、マクラーレンに対して
1.07年コンストポイント剥奪
2.1億ドルの罰金、
3.08年マシンに関する全書類提出
との判断、ドライバーズポイントの剥奪はなし
・今季初、フェラーリがライコネン→マッサで予選1-2
・チャンピオン争いのマクラーレン二人はアロンソが3番手で先行
・クビカがP3でエンジントラブル、交換して10グリッド降格
・フィジケラもエンジン交換
・フェラーリがそのまま1-2フィニッシュ、ライコネンはスパ開催3連覇
・チャンピオン争い二人は、アロンソ先んじ1p縮めて2p差に
・まだまだ出ます、レッドブルのハイドロトラブル
・富士に向けて微妙な日本勢、ラルフの10位が最高位
・週末通してスパウェザーにならず、3日間とも晴天
・ヘリコプター事故でC.マクレー死亡、D.リチャーズ生還
・スパイ騒動まだまだ続く?ルノーにも飛び火
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【第15戦日本GP】
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予選-
決勝1.L.ハミルトン-107p(マクラーレン-0p)
2.H.コヴァライネン-30p(ルノー-51p)
3.K.ライコネン-90p(フェラーリ-170p)
・アロンソがベッテルに接触された後に痛恨のスピンリタイア、これで残り2戦12p差でチャンピオンはほぼハミルトンに決定
・予選、最後の最後でハミルトンがアロンソを逆転、PP獲得
・雨となってホンダのバトンが7番手、その他日本勢はQ2までに脱落
・決勝スタートはSC先導、40分20周弱まで先導は続く
・フェラーリがエクストリームタイヤ装着義務の連絡を受けておらずインターミディエイトで走行→SC先導中に交換
・これで2ストップの3台が前になったバトン、レース開始後追突ノーズ破損で脱落
・ベッテルいい走りを見せるもアロンソ・ウェバーに追突しリタイアに追い込む、自身も3位の座を失うリタイア
・コヴァライネン・ライコネンの終盤同国人熾烈バトル
・マッサ・クビカは最終周のS3で抜きつ抜かれつ、結局マッサ先着
・8位リウッツィ黄旗での追い越しで25秒加算ペナルティ、換わって8位はなんとスパイカー・スーティル
・P3は霧のため5分程度走行したのみで実質中止
・マクラーレン、先週の世界モータースポーツ評議会判断に控訴せず
・マクラーレンがハンガリーGPに関する控訴を断念
・スパイカーカーズが、F1チームをV.マルヤ、モル一家のStrongwindのグループに売却
・ホンダが1週前ヘレステストで「ブリッジウィング」投入
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【第16戦中国GP】
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予選-
決勝 1.K.ライコネン-100p(フェラーリ-186p)
2.F.アロンソ-103p(マクラーレン-0p)
3.F.マッサ-86p(フェラーリ-186p)
・雨を待ってタイヤの内部構造が見えるまでウェットタイヤを酷使、結果大幅ペースダウン・ピットレーンで曲がりきれずハミルトンまさかのリタイア
・予選、Q2/Q3のタイム差がほとんどないハミルトンPP
・ベッテルが予選中他車を邪魔したとして5グリッド降格ペナルティ
・ライコネン→アロンソで、ハ→107p・ア→103p・ラ→100pで、決戦はブラジルへ
・ライコネンの優勝でフェラーリは通算200勝
・燃料量同じだと言われたアロンソ、実はハミルトンより重かった
・懸念された台風は台湾で停滞、上海は降ったり止んだりの天気に
・日本GPから調子いい!赤牛軍団4台中3台が入賞
・トロロッソはそれが顕著でダブル入賞、0pから一気にコンスト7位に
・ホンダ、去年のハンガリー的な天気の中、バトンが5位入賞
・週末一貫して乗れていたラルフ、複数のスピン・接触で結果無念のリタイア
・コヴァライネンが完走、デビュー年16戦連続完走でT.モンテイロの記録を抜く
・ブルツが今季での引退を発表
・日本GPのSC中に急加減速をしたハミルトンにFIA調査も罰則無し
・ベッテルへの10グリッド降格ペナルティは訓戒処分に軽減
・日本GP決勝翌日、ラルフが今季でのトヨタ離脱を発表
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【第17戦ブラジルGP】
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予選-
決勝1.K.ライコネン-110p(フェラーリ-204p)
2.F.マッサ-94p(フェラーリ-204p)
3.F.アロンソ-109p(マクラーレン-0p)
・ハミルトンにギアトラブル、アロンソペース上がらず、ライコネンが初のチャンピオンに!
・注目の予選はマッサPP、以下ハミルトン→ライコネン→アロンソとハミルトン圧倒的有利な状況に
・アウトラップハミルトンとアタックラップライコネンが4コーナーで遭遇、ライコネンはコーナーを膨らむものの審議等一切なし
・終始レースをリードしていたマッサ、ピットでライコネンと順位交換
・今日もしっかりBMWザウバー、5・6位のポジションキープ
・ロズベルグがそのBMWザウバーをかわして4位に
・中嶋は荒れ気味のレース、ピットインではクルーを轢く
・トヨタで最後のラルフ、1回目ピットが長引き11位完走
・決勝後、BMWザウバー、ウィリアムズの燃料温度がレギュレーション違反で審議もペナルティなし、ライコネンのチャンピオン確定
・金曜日、ウェットタイヤ使用数制限をハミルトン・バトン・琢磨が違反、それぞれ15000ユーロの罰金
・中国GP限りで引退したブルツの代役は中嶋一貴
・3人の日本人ドライバー(琢磨、左近、一貴)は95年パシフィックGP(亜久里、右京、井上)以来
・マクラーレンが両ドライバーを平等待遇すると声明、FIAはそれを監視
・スパイカーF1、新チーム名は「フォースインディアF1」へ
・プロドライブ、コンコルド協定・カスタマーカー定義がハッキリせず参戦計画いまだ進まず
・マッサがフェラーリと2010年末まで契約延長
・A1GPがフェラーリと08年以降6年間のシャシー・エンジン供給契約、A1GP代表はトロロッソ買収→フェラーリセカンドチームを狙う?
・日本GPでのリウッツィへの黄旗追い越し25秒加算ペナルティ、国際控訴裁判所はスチュワードの判断を尊重、スパイカー・スーティルの1p獲得確定
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以下はちょっとしたデータ。
-----------ドライバー-----------
※ ()内は17戦で除して求めた1戦平均値、もしくは確率
【点数】
1.K.ライコネン-110p(6.47p)
2.L.ハミルトン-109p(6.41p)
3.F.アロンソ-109p(6.41p)
4.F.マッサ-94p(5.53p)
5.N.ハイドフェルド-61p(3.59p)
【ポールポジション回数】
1.L.ハミルトン、F.マッサ-6回(35%)
3.K.ライコネン-3回(18%)
4.F.アロンソ-2回(12%)
【連続ポールポジション回数】
1.F.マッサ-3回
2.L.ハミルトン-2回
3.K.ライコネン、F.アロンソ-1回
【ファステストラップ回数】
1.K.ライコネン、F.マッサ-6回(35%)
3.F.アロンソ-3回(18%)
4.L.ハミルトン-2回(12%)
【連続ファステストラップ回数】
1.K.ライコネン、F.アロンソ、F.マッサ-2回
4.L.ハミルトン-1回
【優勝回数】
1.K.ライコネン-6回(35%)
2.L.ハミルトン、F.アロンソ-4回(24%)
4.F.マッサ-3回(18%)
【連続優勝回数】
1.K.ライコネン、L.ハミルトン、F.マッサ-2回
4.F.アロンソ-1回
【表彰台回数】
1.K.ライコネン、L.ハミルトン、F.アロンソ-12回(71%)
4.F.マッサ-10回(59%)
5.N.ハイドフェルド-2回(12%)
6.H.コヴァライネン、M.ウェバー、A.ブルツ-1回(6%)
【連続表彰台回数】
1.L.ハミルトン-9回
2.K.ライコネン-7回
3.F.アロンソ、F.マッサ-3回
5.N.ハイドフェルド、H.コヴァライネン、M.ウェバー、A.ブルツ-1回
【入賞回数】
1.F.アロンソ-16回(94%)
2.L.ハミルトン、K.ライコネン-15回(88%)
4.F.マッサ、N.ハイドフェルド-14回(82%)
6.R.クビカ、H.コヴァライネン-11回(69%)
8.G.フィジケラ、N.ロズベルグ-7回(41%)
【連続入賞回数】
1.F.アロンソ-14回
2.L.ハミルトン-9回
3.K.ライコネン、N.ハイドフェルド、H.コヴァライネン-7回
6.R.クビカ-6回
7.F.マッサ-5回
【完走回数】※マッサ・フィジケラは黒旗1回
1.L.ハミルトン、F.アロンソ、H.コヴァライネン-16回
4.K.ライコネン、F.マッサ、R.バリチェロ-15回
7.N.ハイドフェルド、R.クビカ、G.フィジケラ、佐藤琢磨-14回
11.N.ロズベルグ、J.トゥルーリ-13回
13.A.ブルツ、R.シューマッハ-12回
【連続完走回数】
1.H.コヴァライネン-16回
2.L.ハミルトン-15回
3.F.アロンソ-14回
4.R.クビカ、A.ブルツ、R.バリチェロ-9回
7.J.トゥルーリ-8回
【リタイア回数】
1.V.リウッツィ-9回(53%)
2.A.スーティル-8回(47%)
3.D.クルサード、M.ウェバー、J.バトン、S.スピード、A.デイビッドソン-7回(41%、スピードは70%)
8.R.シューマッハ-6回(35%)
9.C.アルバース-5回(56%)
【連続リタイア回数】
1.V.リウッツィ-9回
2.A.デイビッドソン-4回
3.D.クルサード、M.ウェバー、S.スピード-3回
6.A.ブルツ、J.トゥルーリ、S.ベッテル、R.シューマッハ、J.バトン、C.アルバース、A.スーティル-2回
【1位回数】 ※各順位回数はトップのみ
K.ライコネン-6回
【2位回数】
L.ハミルトン-5回
【3位回数】
K.ライコネン、F.アロンソ-4回
【4位回数】
N.ハイドフェルド-5回
【5位回数】
R.クビカ-4回
【6位回数】
N.ハイドフェルド-4回
【7位回数】
H.コヴァライネン、N.ロズベルグ-3回
【8位回数】
H.コヴァライネン-4回
-----------コンストラクター-----------
※ ()内は17戦で除して求めた1戦平均値、もしくは確率
【点数】※マクラーレンはスパイ事件・ハンガリーで剥奪されていなければ218p(12.82p)で1位(スパイ事件の剥奪なければ203pで2位)
1.フェラーリ-204p(12p)
2.BMWザウバー-101p(5.94p)
3.ルノー-51p(3p)
4.ウィリアムズ-33p(1.94p)
5.レッドブル-24p(1.41p)
【ポールポジション回数】
1.フェラーリ-9回(53%)
2.マクラーレン-8回(47%)
【連続ポールポジション回数】
1.フェラーリ-4回
2.マクラーレン-3回
【ファステストラップ回数】
1.フェラーリ-12回(71%)
2.マクラーレン-5回(29%)
【連続ファステストラップ回数】
1.フェラーリ-6回
2.マクラーレン-2回
【優勝回数】
1.フェラーリ-9回(53%)
2.マクラーレン-8回(47%)
【連続優勝回数】
1.マクラーレン-3回
2.フェラーリ-2回
【表彰台回数】
1.マクラーレン-17回(100%)
2.フェラーリ-16回(94%)
3.BMWザウバー-2回(12%)
4.ルノー、ウィリアムズ、レッドブル-1回(6%)
【連続表彰台回数】
1.マクラーレン-17回
2.フェラーリ-11回
3.ルノー、ウィリアムズ、レッドブル-1回
【入賞回数】
1.フェラーリ、マクラーレン、BMWザウバー-17回(100%)
4.ルノー-15回(88%)
5.ウィリアムズ-10回(59%)
6.レッドブル、トヨタ-6回(35%)
8.ホンダ-3回(18%)
【連続入賞回数】
1.フェラーリ、マクラーレン、BMWザウバー-17回
4.ルノー-15回
5.ウィリアムズ-5回
6.レッドブル-3回
7.トヨタ-2回
【完走回数】(両ドライバーが完走)※マッサ、フィジケラは黒旗あり
1.マクラーレン-15回
2.フェラーリ、ルノー-14回
4.BMWザウバー-11回
4.ウィリアムズ-10回
5.トヨタ、ホンダ、スーパーアグリ-9回
【連続完走回数】
1.マクラーレン-14回
2.フェラーリ、BMWザウバー、ルノー-7回
5.トヨタ、スパイカー-4回
7.ウィリアムズ、スーパーアグリ-3回
9.レッドブル、ホンダ、トロロッソ-2回
【リタイア回数】(どちらか一方でもカウント)
1.レッドブル、トロロッソ-13回
3.スパイカー-10回
4.トヨタ、ホンダ、スーパーアグリ-8回
7.ウィリアムズ-7回
8.BMWザウバー-6回
【連続リタイア回数】
1.トロロッソ-9回
2.レッドブル-7回
3.トヨタ、スーパーアグリ-5回
5.スパイカー-4回
7.ウィリアムズ、ホンダ-2回
【1位回数】 ※各順位回数はトップのみ
フェラーリ-9回
【2位回数】
マクラーレン-9回
【3位回数】
フェラーリ、マクラーレン-7回
【4位回数】
BMWザウバー-8回
【5位回数】
BMWザウバー-6回
【6位回数】
BMWザウバー-5回
【7位回数】
ウィリアムズ-4回
【8位回数】
ルノー-6回
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