Motor racing-Formula One can live without Ferrari, says Mosley [REUTER]FIA会長M.モズレーは、フェラーリがいなくてもF1はやっていけると発言。
技術的自由がある代わりに年4000万ポンドの支出制限がかけられるキャップ制の詳細を今週発表、これについて譲歩するつもりはないとしています。
フェラーリは2つの制度下のF1を作り出すことになるとし、「基本的に不公平で、もしかすると偏ることにさえなりうる」と警告しています。
「私には多大な情熱があり、フェラーリにもあるだろうが、これは決して終わらない物語というわけではない。」とモズレー。
「フェラーリを失ってもこのスポーツは生き残れる。フェラーリを失うことは非常に非常に悲しいことだ。彼らはイタリアのナショナルチームだ。」
「フェラーリはずっと参戦していたから優遇もありうる」とか何とか言っていたモズレーがこういう発言するんだから、F1存続性にかなりの危機感を持ってるんだろうなぁ。
本当はバジェットキャップ(だのコストキャップだの予算制限だのという言い方あるけど)ももっとゆるやかに入れて、今回みたいな「2カテゴリー制」みたいなのは避けたかったはず。
ほぼ1年前には
こういう計画だったわけで。
それが一気に世界的にああなっちゃって、「切り詰めなきゃ中小チームはバタバタ倒れる」と「急激にやりすぎるとメーカー系が規模縮小に対応できない」の2つの懸念をなんとかしようってんで今回みたいな折衷案的形に仕方なくなったはず。
統括側は全体俯瞰で見るけど、チーム側はいくらFOTAなんてのがあっても究極的には自分たちのことしか考えないから(だからこそ急の撤退とか内部抗争頻発があって)・・・と割とFIAモズレー寄りの自分。
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